【よんななワーク】第8回「セールスプロモーション課ディレクター 森谷衣里×奈良県」

レポート

「自治体のベストパートナー」を目指すホープを支えているのは、平均年齢28.6歳(2018年11月末時点)の若き社員たち。ホープの個性豊かな社員と全国各地で展開している事業内容をより知っていただくための「【47都道府県別】ホープの仕事×ホープの社員 よんななワーク」、今回ご紹介するのは民間企業へ自治体広告の提案営業を行うセールスプロモーション課(以下SP課)にてディレクターを務める森谷衣里さんです。

 

そもそも、ディレクターとは?

SP課におけるディレクター制度は、生産性と広告の質を向上すること目的とし、2018年7月より運用が始まりました。現在森谷さんを含む3名がディレクターとして奮闘中ですが、その業務は課内の営業担当者より広告作成業務を引き継ぐことからスタートします。

 

(一連の流れ)

■各営業担当者より広告作成依頼

■お客様が掲載する理由・背景等を確認しディレクターからお客様へ連絡

■お客様との密なやり取りにより、広告完成の満足度の向上を目指す

当社デザイナーへより的確な広告作成指示を行うことで、業務効率化・時間短縮を図ります。

 

走り出したばかりの部署で働く喜び

1日に40件前後のお客様を担当するという森谷さんは、常に迅速な対応と早急な判断、時間短縮を心がけているといいます。想像以上の件数に驚く筆者に対し「私たちはお客様のご意見やお考えを聞くことで要望を引き出し、それをデザイナーに活かしてもらうよう努めているだけです。たくさんのお客様とふれあえる分、喜びの声も多く聞くことができますので、とてもやりがいがあるんですよ。」と爽やかに語ってくれました。広報紙で反響があったなど、お客様のお声がダイレクトにいち早く届くのは、ディレクターならではとのこと。このポジションで働ける日々に喜びを感じているとのことです!

 

奈良県と福岡県が繋いだ縁

奈良県出身の森谷さんにとって、忘れられないお客様は、同じく奈良県のお客様でした。九州エリアで地震が頻発していた際「九州は地震が多いので心配です」というお気遣いの言葉をかけていただき、更に、作成した広告に対し「素敵な広告で感動しました」と仰っていただき、電話やメールだけでも深くやりとりができるんだとあたたかな気持ちになっていたところ…そのお客様は福岡県ご出身だと判明し、「これも縁だね~」と話が盛り上がったそうです!ディレクターは全国のお客様に携わる仕事であることを改めて実感し、さらに気を引き締めて業務にあたろうと思った次第でした。

森谷さんが育った奈良県桜井市は、「ひみこの里・記紀万葉(*)のふるさと」で有名な歴史あふれる地域です。橋の補強中に土器が発見され工事が中止されたり、卑弥呼にゆかりのあるものが見つかった小学校校庭を見に行けば、ハニワが地層から顔を出していたりなど、歴史が生活の一部だったと森谷さんは言います。「中学3年時に大分県に引っ越したのですが、前方後円墳がないことに驚きました。」って…驚くポイントがユニークですよね!

「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」…万葉集の歌人としてもよく知られる持統天皇が、同市から見渡せる香具山についてよんだ有名な歌です。森谷さんのお名前の一文字「衣」が含まれていることを書きながら気づき、素敵だなと思った筆者でした。

(*)『古事記』『日本書紀』『万葉集』および伝承に代表される歴史素材のこと