2024年3月期第1四半期決算説明会要旨

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イベント概要


[企業名] 株式会社ホープ
[イベント種類] 決算説明会
[イベント名] 2024年3月期第1四半期決算説明会
[日程] 2023年8月10日
[ページ数] 17
[時間] 合計:13分、登壇:6分、質疑応答:7分
[開催場所] インターネット配信
[出席人数]
[登壇者] 1名
代表取締役社長兼CEO   時津 孝康(以下、時津)

登壇


時津皆さん、こんにちは。
株式会社ホープ代表取締役社長兼CEOの時津でございます。
ただいまより、2024年3月期第1四半期の決算について説明会を行わせていただきます。


それでは、8月9日に開示いたしました決算補足説明資料をベースにお話をさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

それでは2ページ目をご覧ください。我々のグループ企業理念になります。
「自治体を通じて人々に新たな価値を提供し、会社及び従業員の成長を追求する」ということを掲げております。

続いて3ページ目をご覧ください。会社概要になります。
証券コード6195で、従業員172名で、自治体に特化したサービス業となっております。

続いて4ページ目をご覧ください。事業セグメントとサービスとなります。
広告事業、ジチタイワークス事業、そして、その他事業に分類される企業版ふるさと納税支援事業とakisol(アキソル)について説明申し上げます。

続いて5ページ目ですね、こちらは各事業のフェーズを今回から追記しております。
祖業である広告事業、こちらは成熟フェーズにカテゴライズされております。ジチタイワークス事業はまだまだ成長フェーズでございますので、こちらになります。akisol(アキソル)、そして企業版ふるさと納税支援事業というのは導入フェーズになっております。

続いて8ページ目をご覧ください。
第1四半期の売上高そして営業利益になります。まず売上高、6億17百万円となっております。営業利益に関しましては96百万円となっております。いずれもですね、YonYの比較で行きますとダウンになっております。売上高は15.7%、営業利益と致しましては54.8%ダウンサイドとなっております。
しかしながら、広告事業に関しましては1Qに固まっていたSMART CREATIONサービスいわゆるマチレットを2Q・3Q・4Qに、意図的にスライドをかけていって、各四半期でしっかり営業利益を出せる体制を構築したいと考えております。
ジチタイワークス事業に関しましては、前年度の比較を見て頂いても分かる通り、堅実な成長は継続できているかなと考えております。

続いて9ページ目をご覧ください。
当期純利益まで開示しておりますので、後ほどお目通しいただければと思います。

続いて10ページ目ですね、3期分の数字も開示しておりますのでこちらも見ていただければなと思います。

続いて12ページ目になります。
四半期の営業利益の推移、セグメント利益のところを開示しておりますが、広告事業88百万ですね、ジチタイワークス事業も今期88百万円のセグメント利益となっております。その他の費用△6百万円、調整費(全社費用)が△74百万円となっておりまして、最終的には営業利益と致しましては、96百万円となっております。

続いて14ページ目をご覧ください。広告事業の3期分の売上高を開示しております。
今期に関しましては、前年比較でやはり25.2%ほど落ちておりますが、我々としてはあまり心配をしておりません。細かく見ますと、SMART CREATIONサービスいわゆるマチレットが前々期372、前期は301、今期は170となっておりますので、こちらを1Q偏重のところ2Q・3Q・4Qにいかにスライドさせていくか、ということを引き続きやっております。

それでは15ページ目ですね、こちらは5期分の売上高の推移を載せておりますが、この事業ですね、トップラインを狙うというよりも、粗利をどう作っていくのか、セグメント利益をどう確保して行くのか、と考えておりますので、意図的にこのように売上高をコントロールしております。セグメント利益・利益率の推移といたしましてはしっかり改善してきていると考えております。

続いて16ページ目をご覧ください。ジチタイワークス事業の3期分の売上高の推移を開示しております。こちらに関しましても、前々期が111、前期が179、今期は196ということで、堅実な売上高も含めて成長ができているかなと考えております。

続いて17ページ目をご覧ください。こちらは5期分載せております。
いわゆるスタートアップのタイミングから、前期の数字まで載せておりますが、しっかり売上高を作りながら、自治体・公務員の方々の負を解消しながら、売上高を作り、そしてそれを担保できている事業となっております。

続いて18ページ目をご覧ください。連結のB/Sになります。
まず特徴的なものと致しましては、約4.5億円を第1四半期で返済をしております。もう一つが純資産の額になります。債務超過を抜けたあと、1Q終わったタイミングで約8億円となっております。

続いてトピックスになります。20ページ目をご覧ください。今期より約1年間になりますが、世田谷区の職員の方を出向という形で受け入れております。

続いて21ページ目ですね、こちらもジチタイワークス事業のトピックスになるのですが、我々とチェンジHD社、そしてうるる社と共同で調達インフォというサービスを自治体向けに販売をしております。 

それでは23ページ目をご覧ください。
今期の売上高、営業利益の予算になります。改めてですが、今期売上高で24億73百万円を目指しております。営業利益と致しましては、約2億25百万円を目指しております。

続いて24ページ目ですね、各セグメント別の売上高の計画になります。
広告事業は前期14億63百万円だったんですが、今期から、約5~6年ぶりぐらいになるんですがトップラインが上がる形になります。予算としましては約16億円となっております。ジチタイワークス事業は、前期が6億29百万円でしたが、堅実な成長と言いますか、しっかり足腰強く伸ばしておりますので、今期は約7億45百万円を目指しております。その他の企業版ふるさと納税支援事業やakisol(アキソル)に関しましては、この数値となっております。

質疑応答


時津:それではここからは、投資家の皆さまから事前にいただいたご質問に回答していきたいと思います。

まず一つ目のご質問になります。

1Qの結果について、前年比でマイナスなのは広告事業の季節偏重の是正によるものとのことですが、偏重を是正することが利益拡大にどうつながるのか教えてください。

というご質問をいただいておりました。

回答といたしましては、同じ業務量でもやっぱり時期が重なると、やはり社内で対応できる量を超えてしまいますので、外注に出してお願いしないといけない。デザイナーさんにしてもライティングに関してもですね。やっぱりその分コストがかかってしまいますので、この偏重を改善することで、社内のリソース、社内で対応できることが増えてですね、外注費等を抑制できるために、利益が拡大すると考えております。

 

続いてのご質問になります。中期経営計画についてです。

債務超過解消を実現した後に、中期経営計画に着手する、とのことでしたが、中計の作成はスタートしたのでしょうか。

というご質問を頂いております。

実は今月もそして先月も、取締役会の中において非常に大きな議論となっているポイントではございます。ただご存知のとおり今年の1月に実質債務超過を解消しまして、 6月末に我々は東証および福証から上場維持ということで、印鑑(お知らせ)をいただいたという、この時間軸の中で投資家の皆様に、じゃあ3年後5年後、どのような世界を作っていくのか、どういう定量的な世界を考えているのかっていうのは、やはりなかなかこの時間軸としてはこのタイミングで魂を込めて作り上げるっていうのが難しいというのが現状でございます。
ただ、いろいろ水面下で進めているプロジェクトであるとか、アライアンス等々を含めると遅くとも来年度頃には開示してもいいのかなと私個人としては、思っております。
投資家の皆様がそこに大きく期待をしていただいているっていうのはわかっておりますので、いましばらくですね、お時間をいただければと考えております。

 

続いて3つ目のご質問になります。今後の方針についてということでいただいております。

上場維持できたのはよかったのですが、今後の会社の方針がいまいちよくわかりません。
まずは「健全な成長」とはどういうことを指しているのか?
今の社長のお考えを聞かせてください。このまま株を持ち続けていいのか迷っています。

ありがとうございます。健全な成長というのを前期そして今期ぐらいから、私としてはこう口を酸っぱくして言い始めたというのは事実でございます。まず我々は、前期の営業利益が1億81百万円でございました。(今期の)予算上は2.25億で計上しておりまして、平たく言うと約25%の成長を担保したいというのが今の私の考え方でございます。今我々はやはりこういろんなことがあった中において、やりたいことそしてマーケットから求められていることっていうのがやはり「健全な成長」だと考えておりますので、今期に関してはまずここを社内としてもしっかりやりきりたいと考えております。
先ほど中計のご質問もいただいたんですが、来期、再来期の中においては、我々の中の人材も一定数入れ替わるでしょう。しっかり利益を積んでいけば銀行様の信用もさらに獲得することができるでしょう。そして何よりも、純資産が少しずつですが積み上がっていくと考えておりますので、その過程の中でまた来期、再来期、中計を作っていく中において、新しいビジネスをもう一回ゼロから作っていくぞと言うことは充分あり得ると思います。その過程の中でM&Aであるとか、事業の多角化、自治体に特化したサービス会社を作りたいと一貫して申し上げておりますので、そういった可能性も充分あるんじゃないかなと思っています。
ただもっとも今、我々としては1.8億から(今期)最低でも2.25億の営業利益を作っていく、これを最低ベースラインで数年継続していければなと考えております。

最後に


時津:最後になりますが、今回も最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。6月の末に、東証・福証より上場維持ということでいただいて、初めての決算発表、IRの動画になったかなと思うんですが、やはりこの2年半近く、非常に大変なところを我々会社としては走ってきたかなと思っております。
ただ何度かご説明を差し上げているとおり、離職率一番ワーストの時で14%だったんですよ。つまり86%の社員が債務超過80億になっても、何人かが逃げるように辞めたとしても、やっぱり残ってくれたっていうのは非常に誇りに思っておりますし、逆の発想なんですけど、やっぱり我々は強い会社になれるのではないかなと考えております。
先日も、とある銀行の支店長の方とお話をさせていただいたんですが、まあほぼほぼあのような状態になったら倒産じゃないかなという話をされたんですが、やはりその修羅場をくぐり生き残れたというところに、私としては、やはり世の中に生かされているなと考えております。ですので、自治体に特化したサービス会社ということで我々は創業当初からずっと掲げておりますので、これから本当に変化が必要なマーケットの一つが自治体だと思っておりますので、改めて我々が生かされた意味であるとか、どういった部分で世の中に貢献ができるのかなど、この変化している自治体に我々はどういった負を解消できる会社になるのかな、作っていきたいのかなと改めて考えておりますので、引き続きホープグループを応援いただければなと思っております。
今回も最後までご清聴いただき、本当にありがとうございました。

[了]


免責事項
本資料において提供される情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
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