2023年3月期第1四半期決算説明会要旨

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イベント概要


[企業名] 株式会社ホープ
[イベント種類] 決算説明会
[イベント名] 2023年3月期第1四半期決算説明会
[日程] 2022年8月30日
[ページ数] 21
[時間] 17:00-17:14
  (合計:14分、登壇:10分、質疑応答:4分)
[開催場所] インターネット配信
[出席人数]
[登壇者] 1名
代表取締役社長兼CEO   時津 孝康(以下、時津)

 

登壇


時津:皆さん、こんにちは。株式会社ホープ、代表取締役社長兼CEOの時津でございます。ただ今より、2023年3月期第1四半期決算について説明会を行わせていただきます。
それでは、8月8日に開示いたしました決算説明資料をベースにお話をさせていただきます。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、2ページ目をご覧ください。

我々、株式会社ホープグループの企業理念になります。「自治体を通じて人々に新たな価値を提供し、会社及び従業員の成長を追求する」というのを理念に掲げております。

続いて、3ページをご覧ください。

証券コード6195です。従業員数151名でございます。事業内容といたしましては、自治体に特化したサービス業となっております。

それでは、5ページ目をご覧ください。

前回に引き続き、今期に及ぼす影響といたしまして、株式会社ホープエナジーの破産手続、決算期変更の2点がございます。

今期予想を見ていただいた方も多いと思いますが、エネルギー事業からの撤退によりまして、売上高は大幅に減少の見込みです。また、決算期を6月から3月期に変更しております。これにより、債務超過解消の改善期間の期限が、来年2023年3月末となっております。

続いて、8ページ目をご覧ください。

第1四半期の数字になります。まず、売上高は7億3,200万円、営業利益といたしましては2億1,300万円の着地となっております。
内訳としましては、広告事業は、売上高は若干下がってきておりますが、5億4,400万円です。セグメント利益としては2億3,200万円となっております。
ジチタイワークス事業、売上高1億7,900万円、セグメント利益といたしましては8,100万円となっております。

続いて、9ページ目をご覧ください。

1Qの決算ハイライト、前年同期比になります。昨年は売上高103億7,000万円、営業利益3億8,100万円でございました。今期に関しましては、先ほど申し上げたとおり、売上高7億3,200万円、営業利益といたしましては2億1,300万円となっております。

続いて、10ページ目をご覧ください。

四半期ごとの売上高の推移をFY2020から入れております。今期に関しましては、エネルギー事業は撤退しておりますので、数字が非常にシュリンクした形に見えるかなと思っております。

続いて、11ページ目をご覧ください。

エネルギー事業を除く形で売上高を開示しております。こちら、FY2020から開示をしておりますが、赤枠のところを少しご覧いただければと思います。今期に関しましては、広告事業が5億4,400万円、ジチタイワークス事業が1億7,900万円の着地となっております。

以前はどういう推移だったかというと、一つ前に戻りますと、広告事業がFY2021の4Qに関しましては6億8,900万円になっております。ジチタイワークス事業が1億1,100万円の着地です。この前に関しましては、広告事業が7億4,200万円、ジチタイワークス事業が8,000万円となっております。

このページでお伝えしたいことといたしましては、広告事業は、やはり規模の適正化というところで、恐らくは今期が完全にボトムになってくると思っております。この数年をかけて、しっかり整えていくということを管掌の役員、執行役員がやっておりました。

一方で、COOがやっておりますジチタイワークス事業に関しましては、しっかりマーケットのニーズに応えてトップラインを高めていくことはできていると感じております。

続いて、12ページ目をご覧ください。

こちらに関しましても、先ほどのページ同様、赤枠で比較をしてお話をさせていただきます。

今回の第1四半期で、2億1,300万の営業利益を上げて、結構利益が出たなと思われる投資家が多いとは思うのですが、今期に関しましては、広告事業は2億3,200万円です。1つ前は2億4,500万円、その前のときも2億4,400万円で着地となっておりますので、広告事業は安定して、このクォーターに関しては、これくらいの利益が出ると我々は感じております。

一方で、ジチタイワークス事業、今回8,100万円の営業利益の着地となっておりますが、前の赤枠、その前のときはどうだったかというと4,400万円、そしてその前が4,200万円となっておりますので、今期、ジチタイワークス事業は非常に大きく伸びたクォーターになるのかなと考えております。

続いて、13ページ目も同様に表で表しておりますので、お目通しいただければと思います。

 

続いて、14ページ目をご覧ください。

広告事業のセグメント別の売上高になります。SMART CREATION、そしてSMART RESOURCEサービスに細分化されております。

ここで投資家の皆様に私からお伝えしたいというのは一つだけでございます。2020年6月期(4Q)のときは売上高7億4,200万円でございました。2021年6月(4Q)、6億8,900万円、今期、23年(1Q)に関しましては5億4,400万円、トップラインが徐々に徐々に下がってきております。

こちらでいろいろとご心配をされている方は多いかと思うんですが、基本的には想定どおりの動きと考えております。収益の適正化を図るために、このような判断をさせていただいております。

ただし、トップラインが落ちるのは、恐らくですが今期までです。来期以降に関しましては、少しずつではありますが、収益性を担保しながら、しっかりトップラインを伸ばしていくというフェーズに入ると考えております。

続いて、15ページ目、ジチタイワークス事業のセグメント別の売上高になっております。

こちらに関しましても、今期の数字が1億7,900万円で、過去最高の売上高を計上する形となっております。一方で、赤枠の比較になるのですが、その一つ前のところ、1億1,100万円でございました。その前の期に関しましては、8,000万円ということで、この8,000万円から比較をしますと、約200%以上の売上高の増加となっております。やはりそこにマーケットが存在する、そのマーケットに適切なサービス、ソリューションを提供できているのが、このジチタイワークス事業かなと考えております。

こちらに関しましても、引き続きしっかり利益を創出しながらトップラインを伸ばしていきたいと考えております。

続いて、16ページ目をご覧ください。

連結のB/Sの話になります。まず、特徴的なものが、この48億4,600万円の特別勘定のところです。2022年3月末日時点で、「組織再編により生じた株式の特別勘定」という形で、負債勘定でこちらがまず乗っかってきております。今回、6月末日時点での連結のB/Sに関しましても、まだこの組織再編により生じた株式のマイナス勘定が負債勘定に載っております。

もう一つが、1年以内の長期借入金のところが、3月末のタイミングで1億6,400万円だったものが、6月末日時点では9億1,800万円まで膨らんでおります。こちらの借入金については、金融機関との協議により、今期末まで返済条件の見直しの合意を得ていることから、1年以内の長期のものが四半期末ベースでは一気に膨らんだ形となっておりますが、今後の資金の状況等を踏まえて、これ以降の返済条件については、引き続き銀行と協議をしていく方針でございます。

続いて、17ページ目をご覧ください。

「債務超過解消に向けた計画の進捗状況について」でございます。株式会社ホープエナジーは破産の申請に入っておりますので、こちらは粛々と進めてまいります。

一方で、広告事業、そしてジチタイワークス事業に関しましては、しっかり今期は利益を出していくことが重要かと思っております。

もう一つは、エクイティ・ファイナンス等の実施に関してです。こちらは必要資金等に照らして、適時積極的に行っていきたいと考えております。

続いて、18ページ目以降はトピックスになります。

まず一つ目は、「資本金等の減少について」でございます。今回、6月の定時株主総会で決議をされました資本金等の減少について、8月5日にお知らせのとおり、当社の資本金は1,000万円になっております。これによりまして、年間ですが数千万円程度の税負担の軽減を見込んでおります。現状、我々のこの債務超過の状態ですと、非常に大きなインパクトかなと思っております。

しかしながら、本件に関しましては、純資産の部における勘定科目間での振り替えになりますので、減資を行ったからといって純資産の額への影響等は一切ございません。

続いて、20ページ目をご覧ください。

ジチタイワークス事業のトピックスになります。行政マガジン『ジチタイワークス』の増刊号、ジチタイCLASSを発行しました。もう一つが、ジチタイCLASSのオンライン展示会を5月、6月の約2カ月にわたって開催を行っております。

 

続いて、21ページ目以降は、今期の見通しに関してです。今期の予想について変更はございませんので、22ページ目、そして23ページ目をご確認ください。

 

質疑応答


時津:それでは、今からは投資家の皆様からいただいた質問に回答していきたいと考えております。
まず一つ目、1Qの数字の開示を終えて営業利益、通期予想1.26億円に対して、1Qで既に実績が2億1,300万円です。業績予想の修正はしないのでしょうかというご質問をいただいております。
基本的に我々は、1Qである4月、5月、6月に偏重するという事業の季節性を踏まえて、予算を立てておりますので、修正はしておりません。
続いてのご質問になります。エナジーの債権者集会についてです。株式会社ホープエナジーの債権者集会が8月に開催されたようですが、どのような内容でしたかというご質問をいただいております。
株式会社ホープエナジーの第1回の債権者集会の内容につきましては、ホープエナジーのサイト上で公開されておりますので、そちらをご参照ください。

 

最後に


時津:それでは、最後に、投資家の皆様に私からメッセージをお送りさせていただきます。
まず一つ目、社内の状況に関してです。前期、過去最大の離職率14%で24~25名が辞めたとお伝えさせていていただきました。今期はその状況がまだ続いているのかというと、全くその状況とはかけ離れております。
まず一つ目は、今月誰が辞めるのかな、そういった誰かが辞めても当たり前みたいな空気感は、もう全くなくなっております。合わせて10名を超える新しい中途、そして新卒の仲間が株式会社ホープグループにジョインをしてくれておりますので、今、私が感じるものに関しましては、全社一丸となって、この債務超過解消に向けて、まずは予算をやり切ること、そして同時に、我々経営陣が、やはりどうしても大がかりなコーポレートアクションに手を取られておりますので、部長、そして課長クラスのミドルクラスが非常に自立し始めていると。自分たちがここでしっかり間に入って頑張らなければならないという自覚が大きく芽生えてきているのではないかと感じております。

最後になりますが、あらためて私からメッセージをお送りさせていただきます。
まず、我々の今の債務超過額、54億3,800万円となっております。とんでもない額が計上されているバランスシートとなっておりますが、経営陣、そして会社の人間は諦めておりません。広告事業、そしてジチタイワークス事業、新規事業も含めて、1円でも多く売上を上げ、1円でも多く粗利を持ってくるように、全社一丸となって今戦っている状況ではあります。
会社をつくって約17年少し経ちますが、我々の会社には理念があって、行動指針、いわゆるクレドというものがあります。その中で4番に「絶対に諦めません」というクレドがあります。「諦めを意識した瞬間に思考は閉じ、勝負が決まります。一番苦しいときこそが、真価を問われる瞬間です」と、私が10年ぐらい前にこのクレドをつくっています。まさに私は今、そういうところに立っている感覚がありますので、やれることを全てやり切りたいと思っております。最後の最後まで必死になって戦いたいと思っておりますので、応援いただければと思っております。
以上です。

[了]


脚注
1.音声が不明瞭な箇所に付いては[音声不明瞭]と記載

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