2023年3月期第2四半期決算説明会要旨

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イベント概要


[企業名] 株式会社ホープ
[イベント種類] 決算説明会
[イベント名] 2023年3月期第2四半期決算説明会
[日程] 2022年11月16日
[ページ数] 18
[時間] 15:30-15:44
  (合計:14分、登壇:12分、質疑応答:2分)
[開催場所] インターネット配信
[出席人数]
[登壇者] 1名
代表取締役社長兼CEO   時津 孝康(以下、時津)

 

登壇


時津皆さん、こんにちは。
株式会社ホープ代表取締役社長兼CEOの時津でございます。
ただいまより、2023年3月期第2四半期決算について説明会を行わせていただきます。

それでは、11月11日に開示いたしました決算補足説明資料をベースにお話をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

2ページをご覧ください。

株式会社ホープグループの企業理念になります。「自治体を通じて人々に新たな価値を提供し、会社及び従業員の成長を追求する」というのを理念に掲げております。

 

 

続いて、3ページをご覧ください。従業員数、9月末時点で臨時雇用者含めて157名です。
事業内容といたしましては、自治体に特化したサービス業となっております。

 

それでは、5ページをご覧ください。引き続き、前期そして今期に生じた事象として、大きなものを2つお知らせいたします。

まず1点目が、ホープエナジーの破産手続きに関してです。

今期からエネルギー事業は運営をしておりません。また、2022年9月20日に同社の株式を全て個人の方に譲渡しております。

2点目が決算期を6月から3月に変更しております。
これにより、債務超過解消の改善期間の期限が2023年3月末となっております。


続きまして、8ページをご覧ください。
今期の2Q累計の売上高になります。まず売上高、11億77百万円となっております。続いて営業利益、2億23百万円で上半期の折り返しとなっております。

広告事業は引き続き規模の適正化となっており、若干売上高が落ちておりますが8億6百万円、セグメント利益は2億52百万円となっております。

続いてジチタイワークス事業は、受注を含めて堅調に推移しており、売上高3億50百万円、セグメント利益としては1億51百万円となっております。

 

続いて、9ページをご覧ください。
前年との比較になるので少し見づらい部分もあるのですが、売上高11億77百万円、売上総利益が6億61百万円、販売管理費が4億38百万円、営業利益が2億23百万円、経常利益が2億17百万円です。

親会社に帰属する四半期純利益が50億28百万円となっております。こちらに関しましては、ホープエナジーの株式譲渡に伴いまして、特別利益約48億46百万円が乗った形になっております。

こちらに関しては後ほど細かくご説明差し上げます。

 

続いて、10ページをご覧ください。
先ほどお伝えさせていただきました通り、9月16日にホープエナジーの株式譲渡に伴い特別利益を計上したため、2Q及び通期の業績予想を修正しております。
また、10月13日には足下の業績動向を考慮し、2Q累計の業績予想の修正を行っております。なお、通期業績予想については修正をしておりません。

 

続いて、11ページをご覧ください。四半期ごとの売上高推移を、FY20/6から入れております。どうしてもエネルギー事業というものがありましたので、YonYで比較すると△96.6%ということになっております。

 


続いて、12ページをご覧ください。
エネルギー事業を除いた形でクオーター単位で比較をしております。決算期の変更がありますので、どうしても1Qと2Qのズレがあるのですが、この赤い四角で囲っておりますのがその時期ごとの比較になるのですが、今期に関しましては2Q、4億45百万円、広告事業は予定通りの推移なのですが、とりわけ、ジチタイワークス事業がしっかり伸びてきているというのがこの表でご確認いただけると思います。

 

続いて、13ページをご覧ください。
四半期ごとの営業利益の推移になります。特徴といたしましては、2Q単体でも、黒字を維持することができたというのが非常に大きいかなと思います。広告、そしてとりわけジチタイワークス事業が非常に堅調に推移したかなと思っております。

 

続いて、14ページですね、四半期ごとのセグメント利益、こちらも似たようなものにはなるんですが、広告事業は2期前のところでいくと、赤字でございました。前期に関しても、7百万円、今期に関しては21百万円ですね。

ジチタイワークス事業の方が非常に堅調に推移をしておりまして、前々期5百万円、前期が8百万、そして今期に関しましては69百万円、という形になっております。

 

それでは15ページをご覧ください。
セグメント別の売上高、まず広告事業からですが、今期に関しまして2Q、2億61百万円となっております。YonYで比較すると、やはり4%ほど落ちておりますが、我々からすると想定通りかなと考えております。媒体の平準化含めて、今期がおそらく売上高は広告事業としてはボトムになるかなと考えております。徐々にではありますが広告事業も人を増やしておりますので、来期以降新しい媒体を含めて増やしていきたいと考えております。

 

続いて、16ページをご覧ください。
ジチタイワークス事業です。こちらYonYで比較しますと220%ほど伸びて、1億71百万円となっております。前期に比較すると『ジチタイワークス』の冊子の発行回数も前期よりも増やしております。あわせてBtoGソリューションの受注状況も好調でございますので、引き続き伸ばしていきたいと考えております。

 

それでは、17ページをご覧ください。
B/Sの話になります。1Q末時点では、特別勘定約48.46億円が残っておりましたが、9月にホープエナジーの株式を譲渡したことにより、約48億46百万円が損益に振り替えられました。その結果、資金調達を行い、そして1Q、2Qの事業の利益によりまして、債務超過額は2Q末時点で約4億円となっております。

あわせてもう1つ、借入金のところが少し膨らんでおりますが、借入金については、金融機関との協議により今期末までについて返済条件の見直しを合意しておりますので、1年内長期のものが四半期末ベースでは一気に膨らんだ形になっておりますが、今後の資金調達の状況等を踏まえ、それ以降の返済条件について引き続き銀行と協議していく方針です。

 

続きまして、18ページ以降をご覧ください。
債務超過解消に向けた計画の進捗状況についてご説明申し上げます。1つ目は事業利益の確保になります。ジチタイアド、そしてジチタイワークス、そして新規事業、すべてにおいてしっかり利益を出していくフェーズだと考えております。

2つ目、エクイティ・ファイナンス等の実施になります。今後のエクイティ・ファイナンスに関しましては、債務超過解消に向け、必要資金等に照らして適時、積極的に行っていくというふうに考えております。
スケジュールに関しましても、2023年の3月末がデッドラインです。

 

19ページ、そして20ページで、債務超過額の推移をご説明申し上げております。最大値で去年12月に△80億円までいっておりますが、22年の9月2Qを終えたタイミングのところで、約4億のところまで債務超過額が減っております。

 

20ページでは、株式の第三者割り当て、新株予約権等で調達をした資金額の推移を表示しておりますので、後ほどお目通しいただければと思います。

続いて、22ページになります。トピックスです。

1つ目が業績予想の修正となっております。これは、再三申し上げております通り、9月16日ホープエナジーの株式を譲渡したことによりまして、約48億46百万円の特別利益を計上する形になっておりますので、上半期及び通期の業績予想を修正させていただいております。

同じことを資料で記載しておりますが、ホープエナジーの株式譲渡、ホープが所有しているエナジー株式を上田氏個人へ譲渡をしております。合わせて特別利益を計上となっております。

 

続いて、23ページです。マーケットエンタープライズ社との「おいくら」の導入支援を開始しております。目的としましては、地域社会の不要品のリユースを浸透させ、循環社会を促進していくというものになっております。

 

質疑応答


時津それでは、これからは、投資家の皆さまからのご質問に回答していきたいと思います。

それでは、最初のご質問になります。通期の予想についてです。
2Q時点で四半期当期純利益は50億28百万円、一方で通期予想49億22百万円を据え置いたということは、下期は減益予想ということになります。この主な根拠は何になりますか。というご質問をいただいております。

我々の事業で大きく赤字になるとは考えておりません。ただし、今期は債務超過解消に向けて法律相談に伴うリーガルコスト、監査報酬のすさまじいコスト増加をはじめ、その他コーポレートアクションに関わる費用が引き続き生じると見込んでおります。
また昨今の急激な円安や資源高に伴うインフレ、社会経済情勢が非常に不安定だと感じておりますので、それらに対応するための販管費、営業コストの上昇という点も、一部考慮しております。

 

続いて2つ目のご質問になります。今後の展望についてです。2023年3月末までの債務超過解消に向けて、今後の展望を教えてほしい、というものです。

1Q末から2Q末時点で約50億円の債務超過解消となりました。それでも我々はあと約4億円ほど(債務超過が)残っております。
これに対しては、債務超過解消計画として公表しているエクイティ・ファイナンス等を積極的に検討し、債務超過解消を実現したいと考えております。

 

最後に


時津:最後になりますが、ここまでご視聴いただき皆さんありがとうございます。

私の方からまず1つ目、社内の状況に関してご説明申し上げます。

ちょうど11月15日付でモチベーションクラウド、リンクアンドモチベーション様のサーベイの結果が出まして、点数としては68.2点でAAAとなっており、前回とあまり変わらないという状況です。エネルギーショックがあり、社内では色々動いたのですが、改めて雨降って地固まるではないですが、非常に優秀な社員が残ってくれて、頑張ってくれているというのが現状かなという風に思います。2Q単体でいきますと、退職者が2名おります。逆に言うと、入社してくれた仲間は8名くらいになっておりますので、1年前の状況とは全く違うという風に考えております。つまるところ、社内は非常に安定して、一致団結してやれております。

最後、この状況を踏まえて債務超過額約4億となっておりますが、ここまでこれら動画等々を含めて応援してくれた方、皆さまありがとうございます。中には株を買ってくれて応援してくれている人もいると思います。事業で、広告を出してくれたりとか、我々の媒体を買ってくれたお客様も応援者も多くいると思います。アライアンス含めて実施してくれた会社様含めていらっしゃいますが、本当に感謝をしております。一番深いところで債務超過額、1年前の12月に80億円までいきました。2022年11月発表時点(9月末時点)では、4億まで来ておりますので、我々経営陣というのは最後まで、やり切ります。逃げることなく最後まで、やり切りたいなと思っております。

11月の頭に、私と、COOの森、CFOの大島と3人で、別府で合宿をしました。やっとですけど、目先のことから、少しだけ未来の話、「5年後こういう会社でありたい、こういう経営陣でありたい、こういう未来を作っていきたい」と、少しだけ、未来の話をすることができたので、我々の脳みそも、少し健常なところに戻ってきているかなと考えております。

2023年の3月まで、時間は限られておりますが、最後まで必ずやり切りたいなと思いますので、引き続き、いろんな形で応援していただければなと思います。

私からは以上です。最後まで、ご清聴いただき、誠にありがとうございました。

[了]


免責事項
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