2023年3月期第3四半期決算説明会要旨

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イベント概要


[企業名] 株式会社ホープ
[イベント種類] 決算説明会
[イベント名] 2023年3月期第3四半期決算説明会
[日程] 2023年2月14日
[ページ数] 19
[時間] 17:00-17:16
  (合計:16分、登壇:13分、質疑応答:3分)
[開催場所] インターネット配信
[出席人数]
[登壇者] 1名
代表取締役社長兼CEO   時津 孝康(以下、時津)

登壇


時津皆さん、こんにちは。
株式会社ホープ代表取締役社長兼CEOの時津でございます。
ただいまより、2023年3月期第2四半期決算について説明会を行わせていただきます。

それでは、2月13日に開示いたしました決算補足説明資料をベースにお話をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、2ページをご覧ください。
我々、株式会社ホープグループの企業理念になります。「自治体を通じて人々に新たな価値を提供し、会社及び従業員の成長を追求する」となっております。

続いて、3ページをご覧ください。
現在、従業員数は連結で、158名ほどおります。事業内容といたしましては、自治体に特化したサービス業となっております。

それでは、5ページをご覧ください。
引き続きにはなるのですが、前期に生じた事象として2点、お知らせを載せておりますので、こちらご確認ください。

続きまして、8ページ目をご覧ください。
3Qまでの累計の実績を開示しております。売上高、16億54百万円となっております。営業利益といたしましては、2億56百万円となっております。

続いて広告事業は想定通り、売上高が11億23百万円で返ってきております。セグメント利益といたしましては3億5百万円となっております。こちら規模の見直し等、収益性の適正化を経て利益率が向上しております。今後は、しっかりトップラインそして粗利も伸びていくというふうに考えております。

右側ですね、ジチタイワークス事業になります。売上高4億90百万円、セグメント利益としては2億円となっております。ジチタイワークスおよびBtoGソリューションの受注が非常に堅調に伸びておりますので、事業としても非常に堅調に伸びております。

続いて、9ページをご覧ください。
まずですね、売上高になります。売上高16億54百万円、売上総利益が約9億円となっております。販売管理費が6億47百万円、営業利益が2億56百万円、経常利益が2億50百万円となっております。

ただし、親会社に帰属する四半期純利益が50億52百万円となっております。その内訳といたしまして、上記の利益プラスαですね、2Qに株式会社ホープエナジーの株式譲渡に伴い、特別利益約48億46百万円が含まれる形となっております。

続いて、10ページをご覧ください。
四半期ごとの売上高推移を、示しております。こちらは、エネルギー事業を含んだ数字となっておりますので、後ほどお目通しいただければと思います。

続いて、11ページをご覧ください。
エネルギー事業を除く形で売上高を開示しております。3Qに関しましては、広告ですね、細かくご説明申し上げると、3億17百万円で返ってきております。前期(3Q)が3億42百万円でございますので、若干売上は落ちておりますが、こちらは規模の適正化等含めまして、想定内でございます。

一方でジチタイワークス事業ですね、今期が1億39百万円で返ってきております。前期(3Q)が9千万円でございましたので、非常に堅調に売上高が伸びているという風にご理解いただければなと思います。

続いて、12ページをご覧ください。
四半期ごとの営業利益の推移を開示しております。今期3Qに関しましては、32百万円の営業利益となっております。いわゆる3Qぶりの黒という形になっております。参考までに前期は△68億56百万円が、営業損失として計上しておりました。その前の年(の3Q)は、△427百万円となっております。ほとんどがエネルギーが作り出した赤となっておりますが、広告事業はご参考までに、今期はセグメント利益52百万円でございました。前期が46百万円、その前の期が25百万円となっております。トップラインは若干落ちておりますが、セグメント利益、営業利益含めてですね、しっかり、広告事業は出せるというふうになっております。

ジチタイワークス事業ですね、ご参考までにセグメント利益が今期48百万円、前期が27百万円、その前の期が7百万円、となっておりますので、こちらも順調に推移しております。

続いて、13ページをご覧ください。
こちらも、棒グラフにしておりますので、後ほどお目通しいただければと思います。


続いて、14ページをご覧ください。
広告事業のセグメント別の売上高になります。

2期前から開示しておりますが、3億59百万円ですね、その翌年が3億42百万円、今期が3億17百万円と若干売上高落ちてきておりますが、あらためてここまではですね、広告事業の責任者安藤としっかりコミュニケーションを取っておりますので、想定の範囲内でございます。このタイミングから新たに人を投入して、攻めに転じておりますので、来期以降は、緩やかではございますが、トップライン含めて、粗利もしっかり伸ばしていけるんじゃないかなと考えております。

続いて15ページをご覧ください。
ジチタイワークス事業のセグメント別の売上高の推移を開示しております。こちらも2期前からですね、このタイミングは約38百万円でございました。前の年が約9千万円ですね、今期(3Q)に関しましては1億39百万円となっておりますので、非常に順調に売上高、粗利含めて推移をしております。
こちらもですね、来期以降しっかり伸ばしていけるんじゃないかなと考えております。

続いて、16ページをご覧ください。
連結のB/Sになります。B/Sに関しましては12月末日までの数字となっておりますので、そのタイミングでの我々の純資産額に関しましては、△1億44百万円の債務超過となっております。
債務超過解消に向けて取り組みについては、後ほどトピックスで細かくご説明申し上げます。


続きまして、18ページをご覧ください。
株式会社チェンジとの資本業務提携の概要になります。
昨年12月23日に株式会社チェンジとの資本業務提携を発表いたしました。様々な検討の結果ですね、やはり自治体マーケットで最もシナジーが出せる、そして補完関係になる会社というのは株式会社チェンジであろうということで、こういった選択になっております。23年の1月10日、先月になりますが、無事に新株の発行と払込みが完了しております。

続いて19ページをご覧ください。
業務提携の内容に関しましては4つほど挙げておりますが、基本的には自治体DXの推進というふうにお考えいただければなと思います。

続いて20ページ、こちらをご覧ください。
4Qからですね、チェンジの持分法適用会社となる見込みとなっております。具体的な払込みの割り当てた株数であるとか、金額等々は、こちらに書いておりますので後ほどお目通しください。

続いて21ページをご覧ください。
通期業績予想の修正についてでございます。
昨年の12月16日に、通期の業績予想を修正しております。トップラインといたしましては21億24百万円、営業利益といたしましては1億81百万円、経常利益といたしましては1億62百万円となっております。細かい修正の理由等に関しましてはこちらに記載しておりますので後ほどお目通しください。

続いて22ページをご覧ください。
債務超過解消に向けた計画の進捗状況についてご説明申し上げます。

実際ですね、債務超過解消の期間である23年の3月末日時点で、おそらくですが我々は債務超過を解消する見込みでございます。理由としましては1つ目ですね、まずはジチタイアド、ジチタイワークスを含めた事業利益の確保が無事に進んでおります。

そして、エクイティ・ファイナンスですね、1月10日付で株式会社チェンジより払込みが完了しておりまして、ほぼ同時に1月、そして2月に、マッコーリーのワラント等も無事(行使を)終えておりますので、具体的な数字といたしましては、飛びまして23ページになるんですが、最大債務超過額21年12月が△80億円までいっておりましたが、そこから時を経まして、(23年)3月末日といたしましては、純資産額として約7.3億円のプラスの見込みとなっております。

続いて24ページをご覧ください。
3月10日に開催される予定でございます、臨時株主総会の内容についてです。
まず1つ目は、減資を行います。第三者割当増資、またマッコーリーのワラントを含めて、資本金、資本準備金が非常に膨らんでおりますので、税金の観点からですね、約1千万円まで減資をする予定になっております。
もう1つが、新たに取締役1名選任についてでございます。こちらチェンジの福留社長が就任予定となっております。

 

質疑応答


時津それでは、これからは、投資家の皆さまからのご質問に回答していきたいと思います。

まず1つ目の質問になります。こちらが一番多くいただいたご質問になります。上場の維持についてでございます。
チェンジからの出資などを受けて、債務超過を解消する見込みだと思いますが、上場の維持はできるのでしょうか?というご質問をいただいております。

回答といたしましては、上場維持の判断に関しては、東京証券取引所によって有価証券報告書を基準に行われます。
よって我々の有報と呼ばれるものの提出は、次回は2023年の6月下旬を予定しておりますので、その有報をもって東京証券取引所が判断する、ということになっております。

続いて2つ目のご質問になります。三菱商事様との協業についてです。
三菱商事との協業についてはどのような進捗でしょうか?というご質問をいただいております。

こちらですね、協業の検討について、12月23日に公表しております。
今後、我々の方から進捗・状況の変化を踏まえて、公表できる段階になりましたら改めて皆様にお伝えしたいなと考えております。

続いて3つ目のご質問です。チェンジとの資本業務提携についてです。
チェンジは、ホープのどういった部分を評価して出資したと考えていますか?というご質問をいただいております。

基本的に我々はチェンジではないので、先方の意向や細かいところは正直わからないので、あくまでも私の主観、私が主語になる回答にはなりますが、一つ目は、2005年の2月に創業しまして、今年で18年になりますが、創業から一貫して自治体に特化したサービス会社を作りたいという我々の想いがありますので、まずこの自治体というものを一丁目一番地にはっているというところは非常に大きかったんではないか、ブレがなかったんではないか、そういったものは大きかったんではないかと考えております。

2つ目がですね、営業力の部分はあるのかなと思います。我々はどちらかというとプロダクト主導というよりもセールス・営業サイドが強い会社になりますので、ラストワンマイルというか、最後の一押しの部分に関しましては非常に自信を持っておりますので、その点もチェンジ様の方から評価いただいたんじゃないかなと思っております。

3つ目は少し、粒度感細かくなってくるんですが、『ジチタイワークス』の存在も大きいのではないかなと思います。前期よりも今期、非常に伸びてきておりますので、日本全国において地方創生であるとか、自治体DXの推進であるとか、世の中、とりわけ行政マーケットの変化が非常に激しい時代がやってきていると私たちは感じております。その中でジチタイワークス、公務員に特化したプラットフォームであるとか、そういったメディア、巨大メディアの存在は、非常に大きいのではないかと思っておりますので、今後もおそらく株式会社チェンジは自治体マーケットにかなり切り込んでいくと考えておりますので、その中において『ジチタイワークス』の存在というものは非常に大きいものととらえていただいたのではないかなという風に考えております。以上になります。

最後に


時津:最後になりますが、ここまでお付き合いいただき、投資家の皆様本当にありがとうございました。私の方からメッセージをお伝えさせていただきます。

約2年にわたってですね、債務超過の状況が続いてまいりました。最大でいくと、約80億円ほどのエネルギー事業がもたらした債務超過というのはありましたが、おそらく、我々は、今年6月の有報をもってですね、債務超過解消の事実と、東証の判断を仰ぐことになるので、まあなんとか上場会社として生き残れたなという風に考えております。

とりわけですね、2月10日、この日はお給料日だったんですが、基本的に我々の給料日というのは私が給料明細を全社員に、パートさんも含めてなんですけど、手渡しをするということになるんですが、非常に感慨深かったです。何がかといいますと、やはりそれまでは、債務超過であるということで、この給料はいったい誰がどこから出してどういうふうに払ってるのかなというのが、かなり、正直言うと、混乱をしておりました。

ただ、債務超過でなくなった、純資産が黒の方に移ったということで、私の中では、非常に自信をもって社員に「1か月間ありがとうございました、お疲れ様でした。来月もがんばろう」ということで自然に言葉が出てくる、というのが今月2月10日だったなという風に考えております。

まず、本当にここまで応援してくれた9千名近い株主の皆様、本当にありがとうございました。そして、最後の最後まで信じて一緒に戦ってくれた社員の皆さんですね、150名近くいますが、そちらに関しましても本当に感謝をしております。逃げることもできたと思うし、自分たちのキャリアを考えたら全く別の道もあったんじゃないかなと思ってますが、最後まで、我々経営陣を信じてくれた皆様に感謝をしております。

そして何よりですね、銀行、金融機関の皆様、本当に我々にサヴァイヴする期間やチャンスをいただいてありがとうございました。債務超過というのは自分たちのお金じゃ生きていけませんので、銀行の方々に食わしていただいている、助けていただいているという感覚を持っておりましたが、あのタイミングで、これらの金融機関が我々を助ける、信じる、とならなければ、今、こういった未来というのは作れてなかったなと思っておりますので、金融機関の皆様にも、心から感謝をしております。

今後は、これを糧にしまして、我々経営陣は二度と、同じような事業の過ち、人のアサイン含めて、仕組みづくりしてはならないと考えておりますので、これからも健全な成長を目指してがんばっていきたいと経営者一同、思っておりますので、引き続き応援いただければなと思っております。

私からは以上になります。
最後まで、ご清聴いただき、誠にありがとうございました。

[了]


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