

- 株式会社ホープ 取締役COO
- 株式会社ジチタイワークス 代表取締役社長
- 株式会社地方創生テクノロジーラボ 取締役
- 森 新平
- 2008年 新卒入社
福岡大学大学院卒業後、2008年新卒で株式会社ホープに入社。
2008年04月 ホープ入社
2011年11月 ホープ取締役COO就任
2017年06月 メディア事業(現ジチタイワークス事業)管掌
2021年12月 株式会社ジチタイワークス 取締役就任
2024年04月 株式会社ジチタイワークス 代表取締役社長就任
2025年03月 株式会社地方創生テクノロジーラボ 取締役就任
※インタビュー記事は2024年時点のものです。
1年で追いついて2年目は自分の方が成長できる
ホープの選考を受けようと思った理由は結構明確で、社長が1年で3年分成長させてやると言っていたからです。でも今みたいに「1年で3年分の成長機会を提供します」というような言葉ではありませんでした。スタートアップで創業したてのベンチャー企業だからすごく仕事をできる環境があると。なので1年で3年分ぐらい仕事することができるよ、だから3年分ぐらい成長できるよ、というような言葉でした。当時はその言葉にすごく惹かれた。大学院卒だったので、大学卒の同級生と比べて2年間社会人になるのが遅れてるんですよ。その人達が自分の給料で生計を立ててるところに対して、自分がまだ親の金で生活をしていることにとてもコンプレックスがあったので、1年間で追いついて次の2年目に関しては自分の方が成長できているんだよっていうのはとても惹かれました。

日々インプットを続けること
好きなクレド(行動指針)は「私たちは、向上心を忘れません」です。創業メンバーで一番初めの企業理念とクレドを作った時に一人ずつクレドを出したのですが、僕が出したのが「向上心を忘れるな」でした。なので、今も変わらず好きですね。いつまで経っても向上心を忘れずに地道に何かを勉強する・インプットするということはかなり大事にしてます。
原体験としては、僕が陸上競技をしていたのがあると思います。大学って高校と違ってすごく自由な環境なので、先生から練習を強要されるのではなく自分で競技場に来て自分で練習メニューを考えて自分で食生活をコントロールする必要があるんですけど、ここが全然続かない人が多い。ピンポイントのキーとなる練習だけでパフォーマンス出そうなんて無理なんですよね。土台があって初めてそこでパフォーマンスが出せる。これは仕事とすごく似ていると思っています。仕事って特に営業とかは水物のところもあるので上手くいくこともあれば上手くいかないこともあるじゃないですか。その中においても日々コツコツと自分がやらなければいけない仕事をしっかり積み上げられる人っていうのは、少し長い時間軸で見た時には結果が出せる人だと思うので、僕はそういうところが大事だと思ってますね。
僕はあまり勉強好きじゃないですけど、しなかったことによって事業が失敗するとか、それによって皆が路頭に迷うとか、そういうのがとても嫌なだけで、その優先順位の違いです。自分がチャンスを掴んで出世したいとか、大きなチャレンジをしたいって思っているのであれば、たとえ勉強嫌いでもやるしかないと思うんですよ。やりたくないなっていう気持ちは優先順位として低いんです。やらなくても達成できるのであればやらないかもしれない。そういう感覚ですね。

大きなリターンを取りたければ、リスクの中に身を置く
もっともっと早い段階で子会社社長など経営者としての経験を積む人たちが出ていいんじゃないかなと思っています。スタートアップやベンチャーはそういうチャンスが多いと思うので、若いうちにベンチャーに身を置くのは早くチャンスを掴めるという点では意味があるんじゃないですかね。僕は最たる例かもしれないですね、3人目として入りましたし。
僕は、変化が大きなところの方がチャンスも大きいと思ってます。僕らも元々広告事業しかなかったところから新たな事業やサービスができるなど、会社が変化をしているからこそ新しい役職者もいっぱい生まれるわけじゃないですか。子会社が生まれたら当然、子会社の社長も必要になってくるわけで。それが、変化が起きているところにチャンスが生まれるということだと思うので、それを取りに行きたいのか、それとも変化がほとんどない完成されたピラミッドの中において1個ポジションが空くからここに入っていくということをやりたいのか、という話なのかなと。ベンチャー企業に入社することのリスクを不安視する方も居ますが、リスクとリターンは対なので、基本的にリターンを取りに行きたければある一定のリスクの中に身を置くということは絶対必要だと思います。リスクが少ないところは反対にリターンも少ないんですよ。だから自分の選択として、ハイリスク・ハイリターンのところを選ぶのか、ローリスク・ローリターンのところを選びたいのか、という話だと思いますね。
成長に対して素直で真摯な会社
ホープは成長に対して素直で真摯な会社という印象です。頑張ろうとしている人とか成長しようとしている人に対して後ろ指をささない、足を引っ張る人がホープにはいない。そういう環境はとても素敵だなって思ってますね。頑張る人を応援できる会社だと思います。
どういう会社にしたいかと聞かれると、すごく抽象的になりますが、皆が誇れるような会社にしたいというのはありますね。あとは経営陣でよく言うのは潰れない会社。潰れない会社というのは定義として簡単なんですけど、誇れる会社というのはそれぞれに「誇れる」という言葉って使い方や定義が変わってくると思うので難しいんですよね。僕はこの会社に勤めていることが誇らしい、僕がこの商品を作っているのは誇らしい、僕はこのプロダクトをここに届けているのが誇らしい、等それぞれ違っていいと思うんですけど、皆が誇りを持って語れるような会社になるのが理想ではありますね。
