【勉強会開催報告】「ビジネス×睡眠」~生産性向上は働きやすい環境から~

レポート

ベンチャー企業同士の交流会をきっかけとして、当社従業員を対象とした睡眠に関する勉強会「ビジネス×睡眠」が、2018年12月20日(木)13~14時に当社にて開催されました。本勉強会は、福利厚生の一環として睡眠の質を向上することで従業員の健康増進を図り、生産性の向上や業務を効率化することを目的としたもので、心身の健康を増進する事業展開を行う2社から講師をお招きし、実践を含む盛りだくさんの内容でした。本レポートでは、業務面だけでなく生活面もサポートする勉強会の様子をご報告いたします!

 

講師のご紹介

・ムーンムーン株式会社 代表取締役 竹田浩一氏

日本睡眠改善協議会発行の睡眠改善インストラクターの資格を活用し、社会貢献活動として大学や企業などで睡眠講座を開催。テレビや新聞などにも睡眠の専門家として多数出演。著書に『睡眠改善インストラクターが教える「眠りの魔法」』。(URL:https://moonmoon.biz/

 

・MENT株式会社 社長 坂田久美氏

 ハーブティーの企画・販売など、メンタルヘルスケア事業を展開。自身が不調で苦しんできた経験を活かし、一人ひとりに適したセルフケア情報を届けるなどのソリューションの提供を行う。当社社外取締役を務める田口一成氏率いる株式会社ボーダレス・ジャパンのソーシャルビジネスでもある。 (URL:https://item.ment.life/

 

第1部「睡眠改善インストラクターによる睡眠講座」

 まずは、ムーンムーン株式会社の竹田氏より、睡眠に関する基礎知識、メカニズムの重要性についてのお話がありました。快眠グッズの製造・販売(光で起こす目覚まし時計、 マットレス、横向き寝専用まくらなど)や睡眠で悩む方への快眠コンサル等の事業展開を行う同社は「世界の睡眠の悩みを解決しパフォーマンスを上げる」を事業理念に掲げております。快眠グッズベンチャー企業としてメディア1,000媒体以上でご紹介された実績(2018年10月時点)がある、同社ならではの様々な観点から睡眠の重要性をご説明いただきました。

 

その中で睡眠不足が深刻な事故に結びついた例は決して少なくないというお話がありました。睡眠不足が原因の事故が増えていることを事例をまじえてご説明いただく中、特に印象に残ったのが「5時間未満の睡眠時間だと、脳はほろ酔い状態と同じ」というワードです。平日でもつい夜更かしをしてしまい、眠いまま仕事へ…ということも少なくないのでしょう。考えさせられた従業員は多かったように思います。

 

<今日からできる睡眠改善法>

■朝起きてから 5分以上、太陽の光を浴びる

午後3時を過ぎたら カフェイン入りの飲み物は飲まない

 

即実践できる方法として、その日から取り入れている従業員もいるそうです!

その他、快眠のための必須条件や、睡眠を可視化するアプリの紹介、運転中に眠気を覚ます方法まで、幅広くお話いただきました。また、二酸化炭素対策(一定値を超えると、眠くなる人が増えたり体調の変化が出てきてしまう)が重要という話題もあり、オフィスの環境整備は重要であることを再認識した瞬間でもありました。

その後行われた質疑応答では「電気をつけたまま寝ると睡眠の質は下がるか?」「就寝前にスマホでゲームをしているが、睡眠前の行動としてどうか?」「ダイエットと睡眠は関係があるか?」など幅広い内容の質問が寄せられ、関心の高さが窺えました。

 

 

第2部「飲む瞑想の実践」

続いて、MENT株式会社の坂田氏より、心と身体のリズムを整えるハーブティー「MENT」を用いた飲む瞑想の実践についてお話がありました。実際にハーブティーを飲用しながら飲む瞑想の実践を行ったこともあり、会場は爽やかな香りとリラックスした雰囲気に包まれました。

「眠れないときって、どんなとき?」という語りかけから、まずは自律神経の働きに関するお話がありました。交感神経(活動・緊張・ストレス)と副交感神経(回復・休息・リラックス)の切り替えがうまくいかないと、夜眠れなかったり、緊張が取れないなどの悪影響が出てきてしまうそうです。副交感神経を働かせたい就寝直前に飲むと良いのが、このハーブティー「ナイトリセットブレンド」であり、飲む瞑想=ハーブティーを飲みながら「いま、ここ」に集中することが重要とのこと。従業員一人ひとりにハーブティーが配られ、動画「飲む瞑想」を見ながら実践が行われる中、飲む瞑想に期待できる効果のご説明がありました。

 

<ハーブティーに期待できる効果>

■香りが脳に直接アプローチし、副交感神経の働きをサポート

■五感に意識を集中させることができる(香りや温かさ、沸かす音など)

 

<瞑想に期待できる効果>

■副交感神経を活性化させ、リラックスした状態になる

■感情をコントロールしやすくなる

■不安な感情を抑えやすくなる

 

「眠れない、起きられない=頑張りすぎているサイン」という言葉で締めくくられ、忙しい日々の中においてつい見逃してしまいがちな心身の健康状態を振り返る動機付けになったように思います。体調管理も大切な仕事の一つであることを改めて心に刻みました。

 

本勉強会は「生産性向上は働きやすい環境から」であることを実感する貴重な場となりました。当社は企業理念に「自治体を通じて人々に新たな価値を提供し、会社及び従業員の成長を追求する」 を掲げ、一貫して「自治体の財源確保」を軸としたサービスを展開しております。

以前より心身の健康保持・増進を目的とした福利厚生の一環として、非喫煙者の従業員に対し手当を支給する「健康手当」、会社負担で受診ができる「配偶者健康診断」等に取り組み、従業員のパフォーマンスの最大化に寄与することで、企業理念の実現を目指してまいりました。 今後も、本勉強会のようなユニークな取り組みを通じ、従業員がより働きやすい環境づくりを行ってまいります。