死ぬほど汚い掃除機ヘッド
代表ブログ当社では、週の初めに1時間早く出勤し、全員で15分間社内清掃を行っています。
創業から続けているので約13年、当時小さな小さな会社でしたので「する事が無いから掃除でもするか?」が発端でした。
「継続は力なり」でここまで続けると単なる習慣ではなく、もはや文化です。掃除業者の方にお任せするのではなく、掃除機や雑巾を使い、自分達の使用する机、椅子を綺麗にする。週のスタート時に掃除を自分達の手で行うことに、大きな価値を感じています。「差別化戦略」はこのような小さな差別化の積み重ねですので、1個の違いより100個、200個の違いを生み出し続ける事が大切だと思います。
さて、その掃除を重視する当社にはハイスペックな掃除機が5台あります。
これは勿論、会社を綺麗にするために使用する道具です。
先月ひょんなことから私自身が掃除機を使う機会がありました。
すると全ての機種がこんな状態でした。恐らく数年はこれで掃除をしていたと思います。
しかし道具がこのような状態で綺麗になるはずがありません。
この掃除機を見ながら、ふと、まさに当社の現状だなと思いました。
皆で利益を上げたい、売上を上げたい、良い会社にしたい、世の中に必要とされたい。
会社のGOALは皆同じです。
権限、責任が曖昧だとこうなります。
GOALが目的になるとこうなります。
言われた事だけやるとこうなります。
他人事だとこうなります(自宅では起こらない現象です)。
盲目的に仕事をしているとこうなります。
最初はピカピカで入社する社員がこういう状態になる事もありえます。
掃除機がこんな状態じゃなければ、掃除の生産性は全く違うでしょう。
一事が万事という言葉もありますが、整理整頓など職場環境を見たら伸びる会社がわかると言う人もいるくらいです。
「死ぬほど汚い掃除機ヘッド」から相当な危機感を感じています。自分たちの道具ひとつ使いこなせない、手入れを怠り大切に扱えない会社に未来は無いと思います。
このような現状を前に「さらに強い組織を目指し、人を大事にする会社、人を活かす会社にしたい」といったところで、何の現実味も可能性もありません。
危機感を教えてくれたのが社内文化であったことにもまた、大きな意味を感じています。