創業16年目の試練

代表ブログ

2021年2月6日で創業16年になりました。
「何とか今年も生き残れた」というのが毎回創業日に思う事です。

下記、創業前後に撮影した1枚です。


福岡市早良区小田部7-5-1-201 ここが株式会社ホープの最初の事務所です。

売上が上がらない1年8か月、電話が鳴らない1年8か月。その時は世の中に必要とされてないと思いながら生きてました。
それを自分自身で認めることが出来ずに、仕事を通じ人生を模索し生まれてきた意味を今も探している感覚です。

創業時のそれらの経験があるからこそ、もしかすると私はそれから起こったどんな苦難もへっちゃらだと思い、乗り越える事が出来たのかもしれません。

時は流れ2021年、創業以来の危機に直面しております。
3年前にスタートしたエネルギー事業の仕入原価が極端に上がり、売上高と原価が逆転してしまうと言う現象が起きました。

勿論事業を開始する時にリスクを想定はしておりましたが、今回は想定以上の出来事でした。
私自身の事業に対する読みの甘さ、経営者としての未熟さが露呈した形です。

現実問題、起きた事は変えられません。

創業社長として試されている、大きな試練を与えられている感覚です。
一つ一つを冷静にそして粛々と意思決定を行っていきます。

エネルギー事業については、今後在り方を大きく変えざるを得ません。
前期は概ね営業利益率10%を達成しましたが、この事業で前期同様の利益を出すという事は同時にリスクを負う事になるので、リスクとリターンのバランスをこれまで以上に舵取りしなければならないと考えています。

あくまでも私見ですが、新電力のビジネスは今後大きくプレイヤーが変わると考えています。
資本力が弱い所は淘汰され、700近い数がいる中、小売りしか行っていない会社は、事業の転換を強いられると思っています。

我々の自治体向けの電力小売市場でも同様の事が起きています。

改めて今やる事は生き残る事です。私の全てを差し出しても生き残る事です。

16年目の株式会社ホープ。
経営者人生をかけてこの荒波を、難局を乗り越えたいと思いながらのスタートです。