自治体職員、『ジチタイワークス』をつくる。-マガジン編集室・井上朋さん(世田谷区役所より研修派遣中)

人事ブログ
井上 朋(いのうえ・とも)所属:世田谷区 政策経営部 経営改革・官民連携担当課
研修配属先:(株)ジチタイワークス BtoG事業部 マガジン編集室
兵庫県出身。立命館大学卒業。
2019年4月、新卒で世田谷区役所へ入庁。納税課で住民税の徴収業務に従事。
2023年4月より、ホープの子会社、(株)ジチタイワークスで行政マガジン『ジチタイワークス』の企画・制作・発行に関する業務で1年間の研修中。

 

こんにちは、人事部の後藤です。

是非、みなさんに知ってほしい事実があります。現在、ホープグループ子会社の(株)ジチタイワークスで、
自治体職員が読者である行政マガジン『ジチタイワークス』を現役の自治体職員がつくっているんです。

これは一体どういうことかというと、
実は今年度(2023年度)、当社グループの(株)ジチタイワークス(以下、ジチタイワークス社)で 研修派遣職員の受入を行っており、今年の4月から世田谷区の職員さんがお一人、勤務しております。

(自治体職員の研修派遣:自治体職員の研修の一環で、民間企業や国・他の自治体などで、実際に職員が勤務する制度)

ということで…今回は!今まさにジチタイワークス社にて研修中で、『ジチタイワークス』の編集に携わっている世田谷区職員 井上さんにインタビューしました。
普段は社員のリアルな声をお届けしている人事ブログですが、今回は自治体職員さんの目線で、リアルな声をお届けします。

井上さんが研修で得たモノ、私の想定をはるかに超えていました…。
今回のブログ、たくさんの自治体職員さんに読んでもらいたいな~。


—まずは、井上さんがジチタイワークス社へ研修に来ることになった経緯から、教えてください!

確か、世田谷区の人事の方から呼ばれて行った会議室で、突如オファーを頂いたのがきっかけでした。
普段人事から呼ばれることってないので、正直何かやらかしたかも?…という複雑な気持ちで、恐る恐る指定された会議室に行ったのを覚えています…

そしたら、想像をはるかに超えた民間企業への派遣という話で…笑
人事の方からは、派遣について「自治体とのかかわりが深い会社なので経験になると思う」、「プレッシャーに感じず、純粋に楽しむ気持ちで学んでほしい」と言われました。びっくりはしたので、表情は硬かったかもしれませんが、実は心の中では、その時から結構ノリノリでしたね。

—ノリノリ!?勤務地は福岡ですよ?仕事内容や環境に不安は感じなかったですか?

元々大学時代に広告関係のゼミに所属していたんです。自分から発信するという分野にも興味があったので、編集という仕事だと聞いて、「面白そう!」と思いました。

それと、この機会を逃したら民間で働ける機会はないかもしれない、若手の“今”しかできないかも!と思うと、私にとってはチャンスでした!

—なるほど~。 民間企業への研修派遣に対して、当時はどんな印象を持っていましたか?

オファーをいただいた当初は、民間に派遣する制度 があること自体を知りませんでした。話を聞いた最初の印象は、「役所の中の業務効率を上げるために、自治体職員を民間に派遣する仕組みがあるのかな~」、「民間企業からスピーディーな働き方を学ぶというのは良いことだな~」くらいに思っていました。

ただ、逆に民間企業は私(自治体職員)から何を学ぶんだろう?私に何を聞くんだろう?…と、最初は思いましたね。

—企業が何を学びたいかまで考えてくれていたなんて…嬉しい限りです。井上さん…真面目デスネ。

いえいえ。なので、ジチタイワークス社に来てすぐ、所属の課の課長の宮崎さんに聞いたんです。

そこで伝えられたのは、「自治体職員ならではの視点を企画等に反映し、誌面にリアルな魅力づけを行うこと」や、「編集室メンバーの自治体知見向上に協力すること」などでした。それを聞いて、「この会社は、自治体が抱える課題の本質、リアルを知りたいんだな」ということが分かり、「なるほど!」と思いました。

確かに、考えてみれば、行政マガジン『ジチタイワークス』の読者は公務員なので、職員の声を冊子づくりの参考にしたいというのは自然なことですよね。

私自身、右も左もわからない環境で研修期間を過ごすよりは、自分の知見を活かして力を発揮しながら過ごせる環境の方が、頑張れる気がしました。
なので、改めて、この研修派遣に対してやりがいを感じました。

—実際に働いてみて、自治体との違いにびっくりしたことはありますか?

共有の多さに正直びっくりしました!…全社向けから、事業部、課単位まで、大小さまざまな所で共有が頻繁に行われる文化は、自治体にはありませんでした。
共有が多いからこそ、全社で共通認識をもって働けるし、同じ方向を向けるんだな!と思います。

……社長ってあんなに社員の前でお話なさるんですね。

—(笑)!!

いや、これはとても良い意味で!
毎月、月初に社長から全社員に向けて発信する時間がありますが、あの時間があるから、会社の現状や向かう先のイメージが私もクリアになりますし、会社全体の団結力がグッと高まる気がします。

自治体の場合だと、トップが全体に向けて話す機会は、あまりないですから。

他にも、事業部だけの定例ミーティングでは、さらに細かい共有や経営陣の考えを紐解いてくれるような話もしていただけます。さらに、週に1回開催される課の定例ミーティングでは、各自の案件の進捗状況を全員が発表しています。自分の業務状況を課のメンバーに伝えることで、周りからアドバイスをいただけたり、リスクにアラートを鳴らしたりしていただけるので、とても助かっています。

—なるほど、非常に前向きなびっくり話、ありがとうございます!
研修に来る前と実際に来てみて、ギャップを感じなかったですか?

ギャップというか、これもびっくりした話ですけど…
皆さん自治体職員じゃないのに、国や自治体について、職員以上に詳しいんです。
きっと日頃からたくさん情報収集されている賜物だと思うんですけど…。

「え、どこからそのモチベーションは湧き上がるの!?」とか思ったりします。
自分に関係ないことに対して、普通そんなに頑張れないじゃないですか。…
(例えば、脱炭素のこととか、私なら興味をもって調べられるか分からない・・・)

もちろん、社長やCOOの森さんが旗を振っていて、皆さんがその考えに賛同しているからだとは思いますが、それにしても…何故こんなに一生懸命になって調べたりできるんだろうって…。

—モチベーション・・・面白い感想です。「仕事だから。」だけではない感じがするってことですかね。

そうなんです。社員の中には、「自治体職員の働きを知ることは、社会を知ることにつながる」と考えている方が何人かいて、「なるほどな~!」って…逆に私が気づかされました。

自治体職員として働いてきて、自分の仕事が社会とつながっている意識とか、あまりもてていなかったなぁと。
そう考えると、職員の仕事に少し誇りを感じました。

—改めて、自治体職員の方々のお仕事の大事さを感じます。本当にいつもありがとうございます。
ジチタイワークス社の仕事で、今、頑張っていることは、ありますか?

自分が調べたネタで企画を組みたいので、日頃から積極的に自治体事例などのネタ集めをするようになりました!

研修に来るまで、自治体関係のニュースとか先進事例を調べることすらなかったのですが、今年は半年間で30個ぐらいネタを集めてシートに書き溜めています。

最近は、家で何気なくテレビを見ている時も、国や自治体の話題にアンテナが立つようになりました。
仕事で扱ったネタはもちろん、関係なくても取材先の自治体が出ていると、お!となって見てしまいます。笑
これまでだと考えられませんが、今はそれが楽しいですし、ネタを集めていると、確かに社会についても詳しくなった気がして、もっと自分がもっている知識とつなげたいと思うようにもなりましたね。

—研修派遣を通じて、より自治体の情報に触れる機会が増えたんですね!
日頃からたくさんネタ収集する中で、行き詰まった経験とかはないですか?

ありますよ。ネットで調べてすぐに出てくるネタは、大抵は他の人が既に調べていますし、自治体のニュースって悪い情報は話題になるのに、良い情報はあまり表に出てこないことが多いので、自治体職員の熱意が感じられる取り組みや、目的をしっかりもって取り組まれているネタを調べるのは一苦労です。

でも、表には出てないけど素晴らしい取り組みこそ、たくさんの職員に伝えるべき情報だと思うので、苦労しながらも見つけること自体に、やりがいを感じています!

—もう立派な『ジチタイワークス』の編集者ですね!!
そういえば、仕事上で出会った職員さんと、お互い職員同士として、深くつながることはありますか?

関係の深さは様々ですけど、ありますよ!
主に、担当した案件での取材やコミュニティで触れ合った職員さんになりますが、この半年で20人程の職員さんとつながりました。

外につながりをもつことは、自治体職員として働くうえで、大きな強みになると思います。
世田谷区に戻った際にも、手元の業務で困ったら気軽に聞けますし!
もっと早く外の世界の人達とつながりを持つべきだったな~と。

—世田谷区以外にも、仕事で相談できる相手がいるって心強いですね!
ちなみに、自治体の仕事に戻ってやりたいことはありますか?

今は官民連携の部署に所属しているので、戻ったら企業と庁内をつなぐような仕事をしてみたいです。
研修派遣前から官民連携の仕事って興味あるな~と思っていましたが、当時は民間企業の営業の方と
相対するのに不安があって…。笑

—それは何故?

民間企業の営業さんって話が上手だし、自治体職員と文化も異なるので、同じ土俵で話せる自信がなくて…。

でも、実際に民間企業で働いてみて、想像以上に自治体について考えている人ばっかりだし、
自治体の課題に寄り添ったサービスって世の中に多いんだな!ということを知れて、イメージが変わりましたね。

—研修に来る前は民間企業に苦手意識をもっていた井上さんが、研修派遣後は官民連携の窓口を担当したいって、すごい変化ですね!

はい、そういう意味でも、この研修派遣に来てよかったと思っています。
自治体と 民間企業、両方を経験したのは、自分にとって自信にもつながりました!

いつか官民連携の窓口を担当させてもらえたら、両者の立場がわかる良き通訳者として、win-winに
つながる方法を導ける人になりたいですね。

—素敵…!井上さんの今後がとても楽しみです!
最後に民間企業への研修派遣を検討中の職員さんに向けて、何かメッセージはありますか?

私はとても平凡だし、世の中の自治体職員に向けて、良いメッセージを届けられるタイプの職員じゃないんですが、そんな私からあえて伝えたいことは…

「自治体職員の方なら、一度はホープグループのように自治体とつながりをもつ民間企業を経験してみてほしい」ということですかね。

ここに来て私が得たモノは、官民連携の成功事例や職員との人脈、そして自治体職員として挑戦したいことの発見や、やりがいです。

事例も人脈も実用的で、世田谷区に戻ったら、すぐにでも活かしたいと思っています。
ただ、自治体職員としてのやりがいについては、まさか派遣先企業で再確認(!)できるとは思ってもいませんでした。

世の中には自分と同じような立場でも、熱量高く地域住民のために頑張っている職員さんがたくさんいます。
そういう方々の事例を知ったり、直接話したりする機会が得られたことは、私にとって大きな経験になりました。

きっと職員さんの中には、自治体の仕事は好きだけど、目の前の業務に目的や存在意義を感じられず、やりがいを見失いかけている人も多いと思うんです。
そういう職員さんこそ、ホープグループのような企業で働いてみて、「外側から自分たちの仕事を見つめること」で、よりいっそう誇りを感じてほしいですね。

—「自治体職員の仕事のやりがいを再確認できる研修」っていいですね。
当社が行う研修派遣に、そんな魅力があるとは…!

全国の官民連携事例を知って持ち帰ってもらうことも、とても貴重ですが、職員さん個人がやりがいを再確認して元気になり、その結果、戻った先の地域も元気になるなら…こんな嬉しいことはないです。

読者の立場から一転、編集者となり、当社の制作の裏側まで学びにしてくれた井上さん。
現役の自治体職員が『ジチタイワークス』をつくるって、もしかしたら『ジチタイワークス』の成長にとって究極のエッセンスかもしれません。
当社グループにとっても、かけがえのない経験・体験となっております。

井上さん、本当にありがとうございます。
まだ研修期間終了まで少し期間がありますので、引き続き宜しくお願いします。^^

宜しくお願いします!!

 

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