【特別企画】私の新人時代 by 社内報「H」
人事ブログ
もうすぐ3月。就活や新生活を控えている人も多いのではないでしょうか?そんな忙しい中このブログを見てくれてありがとうございます。嬉しい。コロナも花粉も猛威を奮っているのに。ありがとう。
折角なので、そんな皆さんに特別企画をご用意しました。
その名も「私の新人時代」
実はこれ、ホープの社内報「H」の人気企画の1つ。
ホープで活躍する社員に自身の新人時代の体験や想いを語ってもらうこのコーナー。
社会人になって間もない新人時代の実体験、苦難、喜び等々かなり赤裸々に語ってくれています。
これまでに総勢22名の社員が新人時代を語ってくれましたが、時には成功体験の共有だったり、時には反面教師としての言葉だったり、時には後を追う後輩へのエールだったり、、、
あんなにすごい○○さんも、最初から何でも出来たわけじゃないんだ、と毎回勇気をもらえます。
正に今から仕事を始める新社会人の皆さんや、これから働くことについて大きな選択をする就活生の皆さんにとって何か少しでも学びになるのでは?と思い、本来ならば社外秘なのですが特別に公開OKをいただきました!!!
※ 社内報「H」について知りたい方はこちら
そんな中から今回紹介するのは、現在メディア事業部で部長を務める、種子田さんの新人時代。
前職では自治体職員として働いていた種子田さん。
採用ページのインタビュー(こちら)でも民間企業であるホープに転職した理由や自身の価値観についてなど様々なことを語ってくれていますが、そこでは語られていない自治体職員時代のお話。
自治体・民間企業関係なく、「働く」ということについて考えさせられる内容です!
それではどうぞ!
私の新人時代 -種子田 宗希の場合-
私の新人時代は14年前に遡る。
高校卒業後、小林市役所農林課へ配属された時だ。右も左もわからない私は、先輩の指示通り、前例踏襲で仕事をしていた。ミスは特になく、取り立てて成果があるわけでもない。仕事は嫌ではないが大きなやりがいがあるわけでもない。残業もなく何も考えずほぼ定時で帰る毎日だった。
5年目の22歳、商工観光課へ異動。ここでAさん(仮名)という係長に出会ったのが転機だった。
これまで淡々と仕事をしていた為ある意味、私の新人時代はここがスタートだと思っている。結論、Aさんから仕事への価値観を教わった。
観光課に異動しても私の仕事スタイルは変わらなかった。前例踏襲のまま、何ならそれで仕事ができていると勘違いしていた。そんなある日、Aさんから呼び出しを受けた。
「種子田くん、仕事は楽しい?やりがいを感じている?恐らくそうではないと思う。君がしていること、それは仕事ではないよ。同じことを繰り返すだけなら、君でなくても良い。君が今ここにいるからこそできる仕事をして欲しい。」
「通勤やその準備も含めれば、人生の6割は仕事。しかも住む場所やプライベートにまで影響を与える。そんな重要な仕事なのに、ずっとそんな働き方をするつもり?一度しかない人生、それはとてももったいないことだよ。」
その言葉を聞き私は衝撃を受けた。
これまで自分がしていたことは本当の意味で仕事ではなかったこと、やりがいや目標を持たないまま、人生の貴重な時間を過ごしていることに気付かされたからだ。
それから私の働き方は変わった。「自分が今ここにいるからこそできることは何だろう」と考えながら働くようになった。秋の観光シーズンにプロモーションを仕掛け観光客を4倍にしたり、全国から2000人が参加・宿泊するウォーキング大会を企画し主催するなど結果も出るようになった。
何より仕事が楽しくなった。
-新人時代を振り返り、若い社員の皆さんへ伝えたいこと。
1.人生一度きりの貴重な時間。どうせ働くなら自分だからこそできる仕事をする
当たり前のような話だが、仕事にやりがいを持つにはこれが大切だと思う。会社から言われた通りのことをこなすだけなら自分でなくても良いことになり、それでは皆さんの人生の貴重な時間が勿体ない。
ちなみに大きいプロジェクトを担当したり企画をしようと言っているわけではない。ルーティンや指示された仕事にも、そこに自分なりのアレンジを加えることを意識し仕事をすると、自分の存在価値が出てきてやりがいがでてくる。たとえ自分のしたい仕事ではなくても、与えられたことにやりがいを見い出し全力を尽くせる人は素敵だし自分もそうありたいと思う。
厄介なことに仕事は、やりがいを特に持たなくても会社が強制的に目標を与えてくれるので一見成り立ってしまうように見える。ただ、それでは勿体ない。そこに自分のやりがいも介在させられる方が絶対に良いと思う。
そしてこれはもちろんビジネスマンとしての成長にも繫がる。人は自分で考え実行し振り返らない限り成長しない。
その理由の一つは「言われたことをただそのままやる」ではリスクを負っていない為だ。自分の責任で考え実行するからこそ、頭がフル回転する。それで失敗しても主体的にやり切った上での失敗は、痛みは強いが、必ず自分の血肉となる。私も観光課時代に散々失敗した。出しゃばりすぎて批判され辛い思いをしたこともある。でも、今思えばそれは良い経験になっている。
おすすめは、「初めての仕事をやりきる経験」を若いうちにすることだ。前例がないことを自分発信で企画し実行まで持っていくことは、プレッシャーがあり、まず心が鍛えられる。当然頭も使う。周囲の納得を得る信用残高や説明力も必要になる。だからこそやり切れば相当な経験値を得られる。ぜひ挑戦してほしい。
2.10年後「自分がした」と語れる仕事があるか
30歳を超えてくると、ほとんどの人が約10年社会人を経験したことになる。その時に「あれは自分がした(関わった)仕事と語れない人間になるな」とAさんからいつも言われていた。
自慢話とか有名な仕事をしたといった話ではない。具体的に苦労話や失敗・成功談を語れるかどうかということだ。これは主体的に動いていない限り絶対に深く語れない。実際私も最初の配属先の農林課時代の話はあまり語れない。
Aさんとは今でも毎年飲むが、いつも観光課時代の失敗・苦労話が話題に出る。年齢・役職は違えど一緒に本気で働いたからこそ当時を笑って美味しいお酒が飲めるのだと思う。若い皆さんも10年後、そんなお酒を上司と飲むことを楽しみに働くのも良いと思う。
(社内報「H」2018年11月号より/掲載時より一部改編を加えています)
以上、種子田さんの新人時代でした。
そして!種子田さんからこのブログを読んでくれている学生の皆さんへメッセージをいただきました!(種子田さんありがとうございます!)
学生の皆様、ブログをお読みいただきありがとうございます。
自治体は世の中にとってなくてはならない機能であり、組織です。
ホープが展開する事業は全てその必要不可欠な自治体をさまざまな角度から支援する意義のある仕事ばかりです。私は元自治体職員だったからこそ日々の仕事を通じて実感があります。
皆さんと一緒に働ける日が来ることをとても楽しみにしております。
種子田さんのホープでのキャリアや仕事を知りたい方はインタビューをcheck!▶こちら
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