三者三様!ホープで叶えた「新しい働き方」

レポート

当社は、社員の多様な働き方をサポートしております。今回ご紹介するのは”時短正社員”と”在宅ワーク”の働き方。結婚、出産・育児などライフステージやそれに伴う環境の変化に対して、三者三様に働く社員のリアルをご紹介します。

 

【パート勤務→正社員】自治体コンサルティング課・児玉さん

東京で不動産業や広告業に計10年従事していた児玉さんは、結婚を機に福岡へ移住。妊娠・出産を経て、2016年にホープにパートとして入社しました。自治体向けに営業を行う部署を経て、2018年7月より時短正社員かつ2階級昇進となり、課長として、業務改善を担当。かわいい双子の母親でもあります!

 

「心配しないでいいよ」

「会社と一緒に働く社員は、子育て家庭に理解があると思います!『女性さぽーと制度』(*)もありがたいですし、急な休みも嫌な顔をされたことはありません。」と声を大にして話す児玉さん。「子どもを持つと決めたり、実際に育児が始まると“選択の連続”です。会社は多様な働き方に対して柔軟に、前向きに対応してくれる。これから選択を重ねていく方々に、心配しないでいいよと伝えたいです。」そんな児玉さんですが、最初から順調というわけではありませんでした。

(*)妊娠・出産・子育てをする女性社員を応援する環境を準備。妊娠期に40時間分の有給券、育児期に子の月齢に応じて有給券を別途配布など、各段階に応じて有給券を支給。

抵抗や葛藤を超えて

「子どもが1歳になる頃に社会復帰したい。」それが現実となり働き出してから、ハードな日々が始まりました。子どもたちの病気による緊急の休みや夜通しの看病が続き、今まで出来ていた仕事量がこなせなくなり、自分には責任感が無い、独身時代はできていたのに…といった悔しさや不安を感じる毎日の中、ある出来事をきっかけに”できるだけ抱え込まずに周りを頼ること、シェアすること”へ考えを変えました。抵抗や葛藤もあったそうですが、周り頼ることが最良であると実感する毎日だそうです。児玉さんを変えた、その‟出来事”とは?

 

「私が無理したら仕事も家族も壊れるからダメ絶対」

双子の体調不良が3カ月続き、今度は自分が倒れてしまったという児玉さん。義両親のサポートを受け一時回復するも、身体も精神もボロボロでした。これ以上周りに迷惑はかけられないと、最後に頼った福岡市保健センターへの電話口で号泣…。そこから”マジで私が無理したら仕事も家族もぶっ壊れるからダメ絶対”という教訓を得て、下記のことを決めたそうです。

 

・自治体や民間のサービスを活用する

・子どもの体調管理に注力する

・家事のアウトソースを積極的に推進する

・時短に繋がる家事アイテム導入

 

その結果、いいことしかないという児玉さん。「ああしなきゃ、こうしなきゃ、世間はこうだ、こうあるべきだとか、そういう呪いに気づかないうちにかかっているものです。私もそうでした。」

現在は自らかけた呪いから解放され、忙しくも充実した日々に感謝していると言います。時短正社員を目指した動機は、微力ながらもみんなの頑張りを最大化したいという思いによるもの。「一緒に働く社員の人の良さに助けられたことが多かったので、これからは少しずつでも仕事で返していけたら。若いメンバーが成功体験を積める環境を整えてきたいです。」と話す表情には、おだやかな笑顔があふれていました。

 

 

【正社員→正社員(在宅・北海道)】クリエイティブ課・桑畑さん

2014年に新卒入社後クリエイティブ課に配属、自治体の広報紙広告などのデザイン全般を担当。その他、自社サービスのロゴマークも桑畑さんの制作物。2018年8月にご主人の転勤を機に、雇用形態が在宅勤務(正社員)へ転換、現在も引き続きデザイン制作全般に携わっています。

 

「ここでずっと働きたい」

新卒入社5年目。責任のある仕事を任され、部下もでき、より一層仕事に注力する桑畑さんの元に届いたのは、ご主人の転勤辞令でした。転勤先は、なんと北海道。福岡を離れることは以前より決定しており覚悟を決めていたそうですが、デザイナー職の求人情報はあまりなかったため、販売職を検討するも、高校~大学もデザイン系に通わせてもらった両親への感謝の想いと、突き詰めることができないままデザイン職を離れるのは悔しい、という想いがあふれてきました。「心底愛する福岡を離れるのは寂しいし仕方ないが、この職から離れるわけにはいかない。」と上司に相談した時、「私の持っている技能をホープでどのように活かすかを真剣に考えて下さる上司の姿を見て、ここでずっと働きたいと感じました。」と話す桑畑さん。8月に北海道へ引っ越し、在宅勤務として新しい土地での挑戦が始まったのです。

 

「レスポンスの速さ」がスムーズな業務進行を可能に

在宅ワークをするにあたっての最大の課題は”コミュニケーション”。業務の説明を受ける上で、文字だけでは伝わらないニュアンスや、認識の不一致で効率が悪くなるのではという不安があったそうです。現在は音声通話を活用するなど、双方の認識が一致したことを確認した上で業務を進める等の対策で、問題なく仕事ができていると言います。

「ホープは以前から社内SNSを積極的に活用していたのですが、在宅ワークになってより一層ありがたみを感じています。」と話す桑畑さんは、とにかくレスポンスが速い!本記事の作成にあたりその速さを実感、遠隔でのスムーズな業務進行の秘訣であることは間違いありません。

 

目指すは、働きやすい環境の構築

以前の働き方と比較して、最も変わった点は時間をコントロールできることと話す桑畑さん。業務量によってはそうでない日もありますが、効率の良い進行スタイルを見つけるべく奮闘する日々だと言います。「今後、さまざまな働き方が増えてくると思うので、ホープには各種フローを整えるなど、働きやすい環境の構築を期待しています。ライフステージの変化後も、ホープで働きたいという気持ちが変わらないのであれば、まずはその気持ちを打ち明けてみて欲しいなと思います!」

前向きな言葉とともに送られてきたのは、白い雪よりまぶしい笑顔の桑畑さん。遠く北海道へ旅立った桑畑さんに、遠方でも質と量を兼ね備えた”在宅デザイナーのモデルケース”になることを上司は期待しています。桑畑さんの働きっぷりを見ているとそうなる日もきっと遠くないでしょう。

 

 

【業務委託(在宅)→正社員(在宅)】広報・IR課・河原さん

東京で10年菓子メーカーのマーケティング職に従事していた河原さんは、結婚を機に福岡へ移住。妊娠・出産を経て、NPO法人「ママワーク研究所」主催の再就労イベントにてホープと出会い、2018年2月より業務委託にて仕事をスタート。同年7月より正社員として広報・IR課でリリース作成を中心とした業務を在宅にて行う、2児の母です!

 

「ここで働きたいって、言ってくれたら俺の勝ちだよね」

育児の都合上、在宅ワークを希望していた河原さん。ホープと出会った当初、キャリアを活かした広報職ができることに喜びつつも「そんないい話があるのか?自治体に関する仕事は無知であり、菓子業界しか知らない自分に務まるのか?」という疑いと不安がありました。その疑いは、面談時に手渡された社内報にあった社長の言葉で打ち消されたと言います。「一人ひとりの社員っていうのは、うちとしては一つの財産なんですよ。(中略)でも会社のことが、考え方が好きで、遠くに行っちゃうんだけどリモートで働きたいんですって言ってくれたら俺の勝ちだよね。」この一文から、以前より多様な働き方を認める会社の姿勢に感激したそうです。社内見学時に、朝礼・昼礼を行う様子やBGMを流しながら仕事をする環境に驚いたそうですが、懐かしくも新しく感じる会社の空気感に「ホープで働きたい」を確信したそうです。

 

広報が在宅で成立するか?

知人などに仕事の話をすると必ず聞かれるのが「広報の仕事が在宅でできるの?」という質問。「YESではなく、成立するように周りがサポートしてくれている」と答えているそうです。一緒に働く社員のスピーディなレスポンスや、タスク内容の可視化、業務における仕組み化の推進など、明確な指示と早急な確認のおかげで仕事が成立していると河原さんは言います。「子どもが病気になると2~3日稼働できないことも。優先順位を確認しつつスケジュール変更にも柔軟に対応してくださいますし、いつでも相談してくださいというスタンスは本当にありがたいです。」

 

3日かけて70点より、1日で50点近くを目指す

「稼働時間は月60時間ですが、逆に時間に制約ができたことでパフォーマンスは上がっているように思います。」と語る河原さんが、仕事をする上で最も大切にしているのがスピード感です。「受けた仕事はできるだけ速く手から離すようにしています。子どもの急病によって期日に仕事が間に合わないというリスク回避や、急な仕事にもできる限り対応できる余力を残しておきたいなと。色々試した結果、早朝に働き日中はスマホで確認や相談、が現在のスタイルです。」

順調に見える河原さんですが、スタート当初は”仕事と育児の両立”なんて美しい言葉ではなく、毎日が綱渡りだったと言います。「仕事を通じて成長したいという想いをサポートしてくれるホープで長く働き続けたい。」と締めくくってくれました。

 

以上、ライフステージや生活の環境変化に伴い、選択肢の幅を広げる当社における「三者三様の働き方」の近況報告でした。三人それぞれの新しい働き方に対する挑戦は始まったばかり。働く上で、時間と場所に制約はないを体現していきます。