好きな会社

代表ブログ

私の好きな会社の一つに、サイバーエージェントがあります。
サイバーエージェントは2000年のIPO時、225億円の調達をしています。

一方当社は、2016年のIPO時、広告の単一事業で約2億円の調達をしましたが、
ほぼ全てを新規事業につぎ込みました。

その結果、今は4つほどの事業を抱えています。
各事業の位置づけを再度確認しておきます。

祖業である広告事業は安定収益事業として営業利益を上げる。
自治体との交渉や入札そしてtoBへの「営業力」を基本とした事業。

空き家の事業「akisol(アキソル)」は、2021年9月にスタートしました。
基本的には広告事業と同じアセットを活用しています。
自治体への営業と我々では珍しい、toCを抱える事業です。
こちらはまだまだ卵の段階の事業です。

企業版ふるさと納税支援事業は、2021年9月にサービスインしておりますが、
こちらも基本的には広告事業と同じアセットを活用しています。
自治体への営業と、得意とするBとGのマッチングになります。
市場成長と共にこれから数年で大きく成長してくる、変化する事業と見ています。

ジチタイワークス事業に関しては、2017年12月にスタートした事業です(行政マガジン『ジチタイワークス』の創刊)。
祖業である広告事業の周辺事業で何か作ろうとCOOの森のもと、
種子田
という元公務員が始めました(種子田に関する過去ブログ

行政マガジン『ジチタイワークス』の伝説的な編集長
宮崎がジョインするのが2019年11月になります。

祖業からスピンアウトした事業ですが、この事業は唯一我々にまったく違うアセットをもたらしています。
マーケティング、IT、CRM、ブランディングと上記3つの事業では補えないアセットが徐々に蓄積されているイメージです。

この部分がまさに、我々のコアコンピタンスの拡大と表現する理由です。
この事業の拡大で、新たな公務員という顧客基盤の確立もそうですが、
何より今までにない能力を持った人材が集まる事そして求められる事が大きいです。

 

恐れ多いですがイメージとしては、サイバーエージェントがアメーバブログを開始した時に
インターネット広告の代理店から自社メディアを持つ「事業会社」に昇華した感じを想像しています。
もう約20年前(2004年)になりますが、この事業をやる事で、エンジニアをはじめとする、営業では無い人材、様々な人材の投下が行われ今のサイバーエージェントがあるんだと思っています。
しかもあのタイミングでの投資判断が全ての分かれ道だったのではないかと思います。

会社の成長角度を変える、目先の売上、利益を追うというよりも、
体幹、真ん中を強くする事に投資したんだろうなと。
脱営業会社を目指した必然の成長がある気がします。

当たり前ですが、会社は潰れなければ5年後、10年後は訪れます。
その時が来た時に変化してない、世の中にもたらす価値が5年前、10年前と同じ、
我々じゃなくても出来る事をしている、というのは少し悲しいなと思います。

話を戻すと、お金のない我々は再度、純資産約7.4億からのスタートです。
各事業が自分達で営業CFを稼ぎながらやるしか無いですが、
5年後、10年後必ず訪れるその日を想像しながらひとつひとつ積みあげたいと思います。