’20卒入社後研修の話
人事ブログ2020年4月に4名の社員が入社。
入社後3か月間の研修が行われ、先日6月末に修了しました!
研修の様子と研修から学んだことを
新卒チームリーダーを務めた山﨑千尋よりお伝えします!
過去のブログのリンク先▶(山﨑千尋ってこういうこと考えてる人間です。)
研修3か月間どうだったかを一言で言うと、
「私も1年目4人も、もがき続けた3か月だった!」
その分、得たこともたくさんあるので、ここでお伝えさせていただきます。
■私のはじまりは新卒チームリーダーに手を挙げたこと
今回、チームリーダーは公募が行われました。
立候補した人が、書類と面談の選考を受け、決定という流れです。公募制は今回が初めての取り組みです。
「研修のチームリーダーを公募します」とリリースされたときは、私にもチャンスがある!と心が躍りました。
同時に、私が務める資格があるのか?という不安がよぎりました。
私がやるという想いは揺らぐことはなかったため、渾身の書類を提出し、渾身の思いを面談で伝えました。
伝えたことは大きく2つ。
①彼ら彼女らの幸せを何があっても諦めません。
数ある企業の中でホープで頑張りたい、と決めてくれた彼ら彼女らには幸せになってほしいという想いがあります。純粋に、たった一度切りの人生なんだから、幸せであってほしいという意味が一つ。
また、幸せは人それぞれですが、彼ら彼女らには、ありたい姿があり、ホープでやりたいことがあります。ありたい姿になることや、ホープやりたいことを叶えること、そこに向かっていると実感している状態が、ここで働く幸せなのではと私は考えます。
そうなるために、その状態を追求し続けること、その状態への土台を形成すること、可能性を信じ続けること、は諦める気はないと伝えました。
②お世話になった方に恩返しがしたい。
たくさんの方が私に与えてくれたことを、次入社してくる子に還元するという形で恩返しをする。リーダーに選出されなくても、どんな形であれ必ずやると決めていました。
有難いことに選出していただき、
PJTリーダー植田さん、PJTサポーター安藤さん、チームリーダー山﨑の体制で、20卒研修PJTが始まりました。
■入社後研修って何をしたの?
彼ら彼女らは「3年後の幹部候補」として採用されています。
ホープという会社は、今、変革の中にいます。変化していく未来のホープの中核を担う人材。
そのような人材の最初の土台形成の期間だと捉えていました。
今回の新卒は、4月~6月末の3ヶ月間、主に以下の内容で研修を実施しました。
・座学による研修(自治体とは/営業とは/営業知識など)
・営業のOJT(インプット⇒自己理解⇒アウトプットを繰り返す)
・自分のこれからについて考える(自分にとって「働くとは」をプレゼンテーションする/HOPE NEXT GENERATIONSとのセッション)
ホープには地方協創事業部・エネルギー事業部・メディア事業部の3つの事業があります。
そのうち、地方協創事業部(広告事業)の民間営業を通して、育成を行いました。
営業から始める理由としては、3つ。
①“お客様に価値を提供し、その対価を頂く”という仕事の基礎を分かりやすく経験できるため。
どんな仕事をしたとしても“お客様に価値を提供し、その対価を頂く”ことは変わらないのではないかと思います。営業は、それを分かりやすく経験することができます。どんな仕事だとしても、今後必要になります。お客様に価値を提供するために試行錯誤し、対価を頂く難しさや喜びを実感しながら、基礎を築いてほしいと思っていました。
②ホープがどんな価値を提供しているのかを知ることができるため。
広告事業はホープの創業事業です。これまでやこれから、ホープがどんな価値を提供しているかを知ってほしいと思いました。ホープの原点や今も大事にしていることを体感することができると考えました。
③その為に誰がどんな風に働いているのかを知ることができるため。
お客様に契約していただき、広告掲載までに、色々な人が関わっています。ホープの仕組みや、自分一人では仕事を完了させることはできないこと、たくさんの人のおかげで仕事が成り立っていることを感じてほしいと思っていました。
彼ら彼女らの数年先の未来を見据え、成長するための土台を形成することが必要と考え、
最初の3か月間で到達すべきは
「自走」「ありのままでいられる状態」と設定しました。
■いざ、始まりましたが…
4月。4人を迎え、本格的にスタートしました。
下記のようにチームのMISSION・SLOGANも設定しました。
私も、4人も目の前のことを必死に取り組み続けました。
しかしながら、4月は大未達。つくれた数字は3万円。
要因はたくさんあるのですが、大きなものを2つ取り上げると、
・お互いに遠慮していたこと。
言っていいのかな…踏み込んでいいのかな…と、お互い様子見している状態で、遠慮のせいで適切な衝突ができていませんでした。
・一生懸命頑張っているからOKという感覚があったこと。
全員頑張っていたことは事実。“頑張る”は当たり前で、その上で如何に“成果”を出すかが重要であると学びました。
大未達だったということは良くないのですが、何よりも上記の要因があったことが最も良くないことであると思います。
雇用されると、販管費(マイナス)が発生します。成果を生むことができなければ、その人を雇用することは会社にとってはマイナスです。そのため、成果を出すことは必須の役割です。
ただ、入社1か月目で大きな成果を出せという話ではありません。成果を出すことがMUSTになるため、成果にこだわる姿勢が何よりも必要なのです。その姿勢が形成されていないことが問題でした。
■転換点の5月3週目
5月何とか取り戻そう!と意気込み、走り出しました。
試行錯誤しながら走るも、空気を作ることができず、PJTリーダー植田さん、PJTサポーター安藤さんに大きく介入してもらうことに。5月3週目でした。
正直、お二人の介入は彼ら彼女らにとっては不可欠と頭ではわかっていても、とても悔しかったです。
4人を幸せにするという想いは叶えられてない、むしろ私のせいで4人の成長を止めてしまっている。
ただ、ずっとくよくよしているわけにはいかないので、安藤さん植田さんから吸収すると決めました。
安藤さん・植田さんの「約束を守る」という徹底した指導。
4人は、言ったことができない自分・自分の課題との闘い、新しい取り組みへの挑戦。
徐々に、雰囲気が変わっていったのを感じていました。
4月は1か月で3万円しかつくれなかったのですが、
1週間で100万円以上つくれるチームに!!!おかげで、5月は約180%達成!
つまり、それだけお客様に価値を還元することができたということです。
知識や技術が急激に向上したわけではありません。
大きく変わったのはマインドです。
“成果にこだわる”という意思がとても強くなりました。彼ら彼女らに火がつきました。
マインドが大きく変わるだけで、ここまで変わると4人が証明してくれました。
09 私たちは、お客様へ価値を戻すことを約束します
10 最後に、私たちは何よりも情熱を大切にします
この行動指針を体現してくれました。
■自走へ
4人と私で達成に向けて、自走というビジョンに向けてどうするかの作戦会議を行いました。
前月は、安藤さんや植田さんに危機感を与えられての達成だった。
自分たちで危機感を醸成することが自走への道である、ということから
「己で圧をかける」(負荷をかける・危機感を与えるという意味)をテーマに対策を講じました。
それから4人の発言が徐々に変わってきました。
「このままじゃ本当にやばいよ」「ここが頑張り時!」「これは本当に大丈夫なのか」
これまではほかの人から言われていた言葉が、自然と本人たちから出てくるようになりました。
また、研修を始めた頃は把握できていなかったのですが、全員がチームの進捗やお互いの状況を毎日確認し、
目標に対して現状が良くないと判断すれば「これどうする?」と
4人で指摘し合い、自主的に解決策を話し合うようになりました。
おかげで早々にチーム予算達成!
その時、誰に言われるわけでもなく、4人だけで、次どこまで目指すかを話し合い、
「3か月間の負債を取り戻す」と新たな目標を設定し動き始めました。
あ、大丈夫だ。ちゃんと自走に向かってる。
そう感じました。
最終日のぎりぎりまで諦めず、営業しつづけ、
最終、3か月間の予算を合計した数字も達成することができました!
最後のMTGで見た、やりきったという表情と、これからだ!という強い表情は忘れません。
■人はその制服の通りの人間になる
この言葉はナポレオン・ボナパルトの名言です。研修期間3か月間で身に染みて感じた言葉です。
“制服”を使って表現されるのは“求められている姿”だと私は捉えています。
警察服をまとえば警察官に、白衣をまとえば医者に。
制服を着ることで人は“求められている姿”に変身するのではないでしょうか。
社会人を1年しか経験していない私にとっては、「初めての上司」「チームリーダー」という制服はぶかぶかでした。
着たい制服と中身が伴っていませんでした。この制服が丁度良くなるまで、もがき続けていました。
4人も「自走」という制服を着て、失敗しながらその状態を目指していました。
持論になるのですが、ずっと丁度いい制服を着ていては、成長することはないと思っています。
大きな制服を着ることは、恐れ・不安・葛藤などの「痛み」を伴います。
こうなりたい!というありたい姿への道のりに、その制服を着るという通るべき道があるなら、
今はぶかぶかだったとしても、私は迷わずに着ます。挑戦します。そう学びました。
この制服を着る機会を与えてくれた会社にも感謝しています。
この会社、普通じゃないです!
4人にも挑戦してほしいなと私は思っています。
しかし、誰かが「これを着なさい」と言ってくれるわけではありません。「この服を着る」と自分で選択するしかないのです。
「どんな制服を着た自分になりたいですか?」
働く部署は違いますが、私はこれからも4人と共に戦っていきます。