<第33回定時株主総会>質疑応答
インタビュー
2026年6月26日(金)に公益財団法人アクロス福岡 円形ホールにて「第33回定時株主総会」を開催いたしました。当日の質疑応答の内容に関しまして、その様子をレポートいたします。
なお質問につきましては株主様のお名前は伏せて表記をしております。
※質疑応答に関しては、会場と事前質問(オンライン)の両方で受付を行いました。
内容につきましては、ご理解いただきやすいよう一部に加筆・修正をしている箇所がございます。
■事前質問・ご意見(オンライン)
オンラインご質問:中期経営計画の利益目標と今期予算では、利益指標の定義に一部違いがあるものの、目標水準の達成を見込める予算を組まれたことは高く評価しています。
一方で、売上高は当初計画を下回っており、特に成長を期待しているジチタイワークス事業についても、今期の売上成長率は約8%に鈍化する計画に見えます。
売上高が当初計画に届かない主な要因、ジチタイワークスの成長率が鈍化する理由、そして今後の再加速に向けた具体策について、ご説明いただけますでしょうか。
また、ぜひReHac9にご出演いただき、電力事業での敗戦を経て、どこかに残る優等生的な空気感を、社長自ら「いい意味で、ぶっ壊す」姿を見せていただきたいです。
株主として楽しみにしています。
時津:このご質問に関してはジチタイワークスになりますので、ジチタイワークスの社長を務める森から回答し、最後に私からも補足させていただきます。
森:森でございます。私の方からジチタイワークスの部分に関して、回答をさせていただきます。まず+8%成長の背景なんですけど、大きく言うと2つの事象が重なっております。
元々中期計画上ですね、売上として16億67百万円の予算を組んでおりました。これは例年のジチタイワークスの成長率からすると多少低いんですけど、(前年比)+15%成長の予算になります。中期経営計画の売上粗利成長のベースが大体+20%から+30%ぐらいで伸ばしたいという風に思ってます。ただ単年ごとには事情がありますので、前後5%ぐらいが許容範囲かなと思ってまして、その下限にはなりますが+15%で元々計画を組んでおりました。これが1つ目です。
2つ目が大きな要因なんですけれど、元々、前々期から前期にかけての予算として+32%成長の予算を組んでおりました。その進行期(前期)の中でグループ全体の売上粗利成長に私の中で懸念が見られましたのでジチタイワークスのアクセルを思いっきり踏み直しました。イメージの話になるんですが「擦ってもいいから事故るな、その代わり最大限スピードを上げろ」というニュアンスの指示になります。従業員はしっかりそれに応えてくれて1億オーバー、10%オーバーの着地を迎えることができました。先ほど、中計の粗利のベースラインで+20%から+30%と申し上げたんですけど、結果+43%ぐらいの着地になりました。
これは僕の持論に近いんですけど、10億を超える労働集約型のビジネスで+40数%まで成長率が伸びてしまったら、多少、事業とか組織とかにダメージがあります。
それを踏まえた上で、ここで1番今がっちゃんこするんですけど、元々中計時点で立てていた16億67百万円のところに着地の地点から着地をさせるようにしました。これが今期予想+8%の背景です。
なので前期ちょっと頑張らせすぎた、というのが私の見解になります。今回は堅実に、着実にしっかり数字を作るという意味で着地対比で115%に伸ばすのではなくて、元々計画をしていたところに着地をさせた、というのが+8%の背景になります。
時津:はい。私の方からも少し見解を持たさせていただきますと、過去の売上高成長率ですね。それからすると若干、今回の+8%というのは、少し私の言葉でいうとバランスを欠いた数字にはなっておりますが、ただジチタイワークス事業自体のですね、ポテンシャル、TAMを見た時には決して踊り場に差しかかったという認識は持っておりません。一般的には成長率が鈍化していくという風に見えるかもしれませんが、先ほど森が申し上げた通り、一旦ちょっとしゃがむ形にはなりますが、改めて、ここからしっかり売上高成長率を担保できるように、今期は整えていく、そういう認識を持っております。
先行して成熟マーケットに入っております広告のそれとは、だいぶ違う認識を我々経営陣は持っているっていうことを、改めてお伝えできればと考えております。
もう1つですね、ReHac9、これに関しましてはご指摘いただきありがとうございます。我々といたしましてそのメディアというのは初めて知りましたので、そういったメディア露出も含めて、前向きに検討していきたいと考えております。
会場からの質問
個人株主様①:社長以下、同じメンバーで結束されていると思うんですけど、今話がありました森さんがジチタイワークスの社長になられて2年。今頑張ってらっしゃると思うんですけど、改めまして今後もう少し伸ばしていかれるということなので、伸び幅というか、今後5年間ぐらいの目標も少し詳しくお話を聞かせてもらえればと思います。
森:ご質問ありがとうございます。ジチタイワークスとしては公務員プラットフォーム構想という構想を掲げておりますので、それに近づけるように、それが実現できるように、しっかり投資をしながら事業を伸ばしていくということを考えております。大きく言うと4点ぐらいかなと思います。
1つが採用ですね。採用っていうのはちょっと広すぎるんですけど、ジチタイワークスは、ジチタイワークスというブランドとかネットワークとか公務員との接点っていうのを使ってビジネスを拡張させておりますので、これより選択肢がめちゃくちゃ広いと思っております。ビジネスに挑戦できる範囲がすごい広いっていう風な捉え方をしております。そのためにはやっぱりジチタイワークス自体のケイパビリティ、どれだけ多様性を持った、スキルを持った人間を入れられるかみたいなことを僕はすごく意識をして採用しようとしております。これが1点目ですね。
2つ目が当たり前の話かもしれないですけどAIへの投資です。これ生産性を上げましょうとかそういう話ではなくて、スマホにつぐゲームチェンジャーだと思っておりますので、相対的に僕らが気づかないうちにジチタイワークスの競争力が失われないようにしっかりと、AIの波に乗っていきたいなという意味でAI投資をしっかりしております。
3点目がDB(データベース)ですね。ジチタイワークスとしては自治体とか公務員のID情報とその方たちが動いた後の行動情報、これを組み合わせて強化データっていうのを作ってそれをビジネスに生かしていくっていう風な構想を持っておりますので、この辺に関してもしっかり投資をしております。
最後に新サービスですね。1つ目のところでもお伝えしたんですけど、取れる選択肢というのはめちゃくちゃ広いと思っておりますので、その中で適切なサービスと適切な時期を選んでしっかりサービスを立ち上げていきたいなということが、僕が考えてる成長の4つの要素かなと思っております。以上になります。
個人株主様②:CFO の大島さんに質問です。会社の危機を乗り越えてから結構経つと思うんですが、今どんなことを考えてるか教えてください。
大島:ご質問いただきましてありがとうございます。今はやはりですね、目下こうスポットライト当たっているのが、グロースの100億時価総額の論点ですね。こちらは2030年までというところ。ここを目がけてというのもありますし、弊社足元40億円っていうのを目がけて、非常にIR戦略が大事になってくるかなと思っております。これまでやはり四半期ごとにですね、私と代表の時津が交代で動画で四半期決算を説明する、以上っていうような形でなかなか投資家の皆様に我々の戦略だったり、今後どういうことを考えてるのか、それは株主還元の方針だったり、これはあのしっかりと自らの言葉でお伝えする、解像度高く説明していく、こんな機会が少なかったと考えております。なので、そういったところも含めて充実化させていくだったり、我々が、先ほど時津の説明からもございました通り、あの決算のところで実質的なPERは非常に下がっているんだというところがございました。これに向けてはですね、やはり「我々が何の会社なのか」っていうのを投資家の皆様に本当に分かりやすく伝えることっていうのがまず一歩目として大事なのかなと思っております。その上でしっかりと将来に向けた利益成長だったり、その中で株主還元も伴いながら成長投資もできるんだというところをしっかりお伝えしていく。皆様に検証可能な形でお示しするというのが大事だと思って、今私としては足元いわゆるIR戦略、IR活動というものに非常に注力したいなと考えております。以上です。
個人株主様③:先日配当の件など、何かポジティブなリリースが出て1回がポーンと上がっても気がつくとまたなんかいつもの水準に戻っているということの繰り返しのように見えるんですが、その辺を先ほど時価総額の件をCFOもお話ししてましたけど、どのようにお考えなのかなと。なんでこういう風になってしまうのか、上がっていかないのかっていうのをどのようにお考えなのかというのをちょっと伺いたい。
時津:はい。ご質問いただきありがとうございます。基本的には株価というのはついている株価がフェアバリューだっていうのが私の基本的な考え方ではございますが、やはり配当を出すっていうタイミングの時に高値は確か265円をつけまして、またいつもの水準の210円、220円のとこに戻ってきていることに関しては、やはり申し訳ないというか私たちとしてもですね、これを上昇トレンドに変えていかねばならないっていう強い危機感は持っております。需給だと思いますので、売る人と買う人でいくと、やはり売る圧力の方がまだ強いんだろうと感じております。
我々としては面白いマーケットで面白い商売をしている会社だよね、この6195は買うに値するよねというIR戦略をもっと練り込んでもっと積極的にやっていかねば、この300円という壁っていうのはなかなか超えることができないんじゃないかなと思っております。合わせてあの4億46百万円の利益を出すという今期予算にしておりますので、この営業利益水準をしっかり切り上げていって、IR戦略と掛け合わせて、この水準を切り上げて株価を上昇トレンドに戻していきたいと私としても考えております。以上になります。
個人株主様④:アキソル事業が全国の自治体で連携協定は現在どれぐらいの数なのでしょうか?
時津:はい。ご質問いただきありがとうございます。アキソルに関しては、自治体の協定数はまだ非開示です。申し訳ございません。1700以上自治体数はあるんですけど、全ての自治体と協定を結んでいるわけではございません。まだトップラインといたしましてもIR上で切り出してる数字ではないです。まだ1億水準感だろうなと、まだまだマーケットはそこに存在してるなという風に思っております。アキソルのチームってのは10名前後で今一生懸命頑張っておりますので、このトップラインを伸ばすためには何よりも、おっしゃっていただいた自治体との協定を伸ばしていくっていうのが、全てのセンターピンになると考えておりますので、引き続き、この自治体の協定件数を伸ばしていきたいという風に考えます。
ご質問いただきありがとうございます。
個人株主様⑤:時津社長にお伺いです。少しブログとかにも書いておられたみたいなんですが、今後 M&Aを進めていきたいということも、書いてあったんじゃないかという風に思うんですが、その辺りお話できる範囲で、どのような形で進めていこうされてるのか、その辺が時価総額とかにも関わってくるのかなと、その辺少しお伺いしたいなと思います。
時津:ご質問いただきありがとうございます。基本的には我々は今まではですね、オーガニックに事業を作ってきた会社だと認識をしております。明らかにそこに対して負がありますので、そこに対して自分たちのリソースを使って事業を作っていくっていうのを得意としてる会社だと認識してます。それはこれまでも、そしてこれからも基本的には変わらないなと思ってます。ただ昨今ご存知の通り、東証グロースがIPOができないと。なかなか門戸が厳しくなってきてる状況の中において一定の売却希望であったり、株価を上げていくために事業ポートフォリオを整理していきたいという会社さんが多数いるのを、認識をしております。その中で我々の強みである自治体に対する営業力であるとか、我々自身が持っているジチタイワークスのブランドであるとか、この行政マーケットを展開していく中において非常に親和性が高い事業をお持ちの会社が多数います。そういった会社に関しましては、積極的にコミュニケーションを取った上で、お話をしていきたい。場合によってはグループインしていただくことで、先方もよく、我々としても自分たちのアセットを使えるのであれば、いい形での結びつきができるのであれば、その手段としてM&Aというのも検討していきたいと思っております。大体年間で数千万単位、私の方でも予算を持っておりますので、それが場合によってはM&AのDD(等にかかる費用)に使われる場合もあるなと考えております。
この世の中の流れトレンドを踏まえながらかつ、我々の250名ほど優秀な社員を抱えておりますので、そのソフトの準備も徐々に整いつつありますので、年に1件か2件ぐらいは、小さなものも含めてですね、積極的に考えていっていいフェーズに入ったのが今期ぐらいからかなと認識をしております。
ただ一方でご存知の通り、今グロースで安易なM&Aをして株価が上がるかというと昔とはだいぶ違うと思っております。あまりにも飛び石的なM&Aであるとか、あまりにもイメージが湧かないM&Aっていうのは適正に評価をする必要があると考えております。その辺も踏まえた上で我々がやるべきかどうかというのは経営陣でしっかり議論した上でやっていきたい、考えていきたいと思っております。私からは以上になります。
素敵なご質問、ありがとうございました。
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