山口大学工学部感性デザイン工学科卒業、同大学院中退。約1年間のNEETを経て、東京のデザイン会社へ入社。フォルクスワーゲンの広告やカタログのデザインやディレクションに従事。2014年、初の中途デザイナーとして株式会社ホープに入社。
2014年01月 ホープ入社 セールスプロモーション部へ配属 自治体広告の制作に従事
2014年09月 係長昇進
2015年06月 セールスプロモーション部 クリエイティブ課発足、課長就任
2016年06月 クリエイティブ部発足、部長就任
2017年06月 人事部へ配属、部長就任 ※2019年6月までクリエイティブ部長と兼任
2021年07月 コーポレート室へ配属 クリエイティブディレクター就任
2023年04月 CCO(Chief Creative Officer)就任、クリエイティブ室発足、室長就任

双子の父。石拾いと鉱物収集が趣味で、海辺や山でお気に入りを見つけるのが至福の時間。釣りも器も、旬の食材探しも大好きで、市場やスーパーでは鮮魚と野菜の確認をせずにはいられない。飲食店でもついついお皿を360度の視点で見てしまいがち。夢は、石好きな双子と一緒に世界中の石を拾い歩くこと。30cmオーバーのカサゴを岸から釣ること。

※インタビュー記事は2024年時点のものです。

入社理由は「おもしろそう!」という予感

前職では、東京のデザイン会社で、フォルクスワーゲンの広告やカタログのデザイン・ディレクション業務に約10年間携わっていました。ただ、ユーザーからのフィードバックがほとんど得られない環境で、手応えを感じにくかったこと。そして30歳を目処に福岡への移住を考えていたことから、転職を決意しました。
そんな中で出会ったのがホープです。自治体という身近で公共性の高い存在を通してビジネスをする、という新鮮な切り口に惹かれました。そして決め手は、社長の存在です。圧倒的な熱量を感じたのと、うまく言葉にはできないのですが、「この人と働いたら、絶対におもしろそう」と直感しました。自分の上司となるデザイナーがいない環境、デザイン以外にも深く関われる事業会社。環境をガラッと変えることが、自分の成長につながる気がしたし、何より「おもしろそう!」という予感がありました。それでここにしようって、即断で決めました。

クリエイティブの仕事は経営課題から組織文化まで多種多様

現在は、CCO(Chief Creative Officer)兼 クリエイティブ室長として、経営や事業に“クリエイティブでインパクトを与える”ことをミッションにしています。
ホープのクリエイティブ室は、いわゆる制作部門とは異なります。一言でいうと、グループ全体のブランディングを担っています。もう少し詳しく言うと、新規サービスや子会社の立ち上げ時に、ネーミングやロゴをゼロから開発したり、自社サービスの認知拡大を目的に、LPやWEBサイト、広告をつくったりというような事業の支援。IRや採用の領域では、単なる説明資料ではなく、“ちゃんと伝わり、共感される”ことを意識したストーリー設計から関わっています。
社内カルチャーづくりでは、イベントの企画運営や社内報の編集長、インテリアやフィギュアのデザインまで担当。さらには、動画の演出・監督や、社内の企画力向上を目的とした講座の企画・実施など、活動領域は多岐にわたります。

つまり、“企画と表現”を武器に、経営課題から組織文化まで、上流から一気通貫で関わるし、表現媒体や手段も多種多様です。僕たちが大事にしていることは“かっこいいもの”をつくるのではなく、“成果につながること”です。とはいえ、その“成果”は必ずしも目の前のKPIやKGIだけではありません。ときには、もっと遠い未来の理想像を描きながら、「このハッピーな未来を実現するには、何を伝え、どんなストーリーを紡ぐべきか?」という視点で企画を進めていきます。
未来を少しでも変えられるかもしれない。その可能性があるからこそ、企画・表現・ストーリー設計に徹底的に向き合います。そんな仕事を積み重ねてきたからこそ、今では僕たちのクリエイティブが、経営や事業にとって必要な存在になっていると感じています。

めちゃくちゃ最高におもしろい仕事

僕は、自分の仕事を「伝えること」だと思っています。もっと言えば、「伝わる状態を最高に設計すること」。言葉や文章、ビジュアル、空間、時間──あらゆる手段を使って、思いや価値を“伝わる”に変える。それができれば、相手の意識が変わり、価値観が揺らぎ、行動が変わる。僕は、それを本気で信じています。たぶん誰よりも。だからこそ、クライアントや社内の誰かに対しても、「ここまでやるとは思わなかった」と言ってもらえるようなアウトプットが出せるんだと思っています。
「伝えること」には難しさがあります。でも、その難題に毎回本気で向き合うのが面白いし、その先に違う未来をつくれる感覚が、僕にとって最高にワクワクする瞬間なんです。純粋に、人を喜ばせる、驚かせる、楽しませる。そんな根源的な楽しさを感じ続けられるのが、クリエイティブという仕事だと僕は思っています。
要するに、、、この仕事、めちゃくちゃ最高におもしろいんです。

クリエイティブの経験だけでは、今の自分は絶対にいなかった。

ホープに入ってから、たくさんの挑戦をしてきました。制作部門の部長を務めたあと、「会社全体にもっと影響を与える仕事がしたい」と手を挙げて、人事部長を4年経験させてもらいました。広告制作出身の自分が、事業会社で人事のトップを担うなんて、普通ならなかなか考えられません。でも、それを“やってみたら?”と任せてくれるのがホープらしさであり、僕自身を育ててくれた文化だと思っています。
人事部長という立場だから学ぶことができた人の複雑さ・大切さ、組織マネジメントの難しさ、経営の難しさや、経営陣の葛藤。また、採用や育成、評価、理念浸透などクリエイティブのキャリアだけでは経験できないものばかりでした。「人とは」「組織とは」「経営とは」悩み抜いた経験が僕の器を大きくしてくれたと思っています。
デザインやクリエイティブの経験だけでは、今の自分は絶対にいなかった。だからこそ、型にはまらずに挑戦できるホープという環境に、改めて感謝しています。

とことん「おもしろい」を追求し続けたい

前職では、部下も後輩もいなかった自分が、ホープに入社してからは、デザイナーとしてだけでなく、制作組織の立ち上げ、制作部門の部長、人事部長、クリエイティブディレクター、そしてCCOと、さまざまな役割を任されてきました。正直、どれも想像していなかったキャリアです。でも、新しい役割に挑戦するたびに、仕事がどんどん「おもしろく」なっていきました。この「おもしろさ」こそが、僕にとってのベンチャーで働く醍醐味であり、ホープという会社の魅力なんだと思っています。
もうひとつの醍醐味は、「この会社そのものをつくっている」感覚です。経営陣や従業員のみんなと、世の中にとって価値のあるモノやコトを「つくっていく」「進化させていく」という感覚やおもしろさは、前職時に求めていた手応えをはるかに超えるものだと感じています。これはデザイナーのときも、人事部長のときも、CCOの今も変わらずにある感覚です。そして、「もっとおもしろい会社にしたい」と、常にもがき続けていられること。やっぱり、これがホープで働く一番の醍醐味かもしれません。それができるのは、事業会社のインハウスだからこそだし、ホープという会社が持つカルチャーだからこそだと思います。
これからも、とことん「おもしろい」を追求し続けたいと思います。

採用TOPに戻る